
写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)
3月7日にベオグラード(セルビア)で行われた世界陸連室内ツアー・シルバーの男子棒高跳で、A.デュプランティス(スウェーデン)が6m19をクリア。自身が2020年に作った6m18の世界記録を2年ぶりに1cm更新した。
デュプランティスは5m61から試技をスタートして1回目で成功。他の選手全員が脱落して1人となり、5m85、6m00と悠々1回でクリアした。何度も挑戦してきた世界記録となる6m19は2回目まで失敗。そしてついにその瞬間が訪れる。やや膝がバーをこすったが、落ちることなく世界新記録を達成した。
22歳のデュプランティスは、両親(父・棒高跳、母・七種競技)ともにアスリートで、父のグレッグ・デュプランティスをコーチにキャリアをスタート。棒高跳を初めてしたのは3歳のときだという。「棒高跳の申し子」として、U18世界記録(当時)、U20世界記録と次々に記録を更新。2020年にR.ラヴィレニ(フランス)が持っていた6m16iの世界記録を1cm塗り替えると、1週間後に6m18とさらに更新した。さらに屋外の世界最高記録だったS.ブブカ(ウクライナ)の6m14も同年9月に1cm上回っている。昨年は東京五輪で金メダルを獲得した。
デュプランティスは「50回は挑戦してきた。長い間挑戦して苦労してきた高さだからうれしい。本当に大変な戦いだった」と感情を爆発。それでも「このジャンプが最高のものだったとは思わない」と、さらなる記録を見据える。前人未踏の「6m20」も、“新鳥人”によってこのそう遠くない日に現実のものとなりそうだ。
写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)
3月7日にベオグラード(セルビア)で行われた世界陸連室内ツアー・シルバーの男子棒高跳で、A.デュプランティス(スウェーデン)が6m19をクリア。自身が2020年に作った6m18の世界記録を2年ぶりに1cm更新した。
デュプランティスは5m61から試技をスタートして1回目で成功。他の選手全員が脱落して1人となり、5m85、6m00と悠々1回でクリアした。何度も挑戦してきた世界記録となる6m19は2回目まで失敗。そしてついにその瞬間が訪れる。やや膝がバーをこすったが、落ちることなく世界新記録を達成した。
22歳のデュプランティスは、両親(父・棒高跳、母・七種競技)ともにアスリートで、父のグレッグ・デュプランティスをコーチにキャリアをスタート。棒高跳を初めてしたのは3歳のときだという。「棒高跳の申し子」として、U18世界記録(当時)、U20世界記録と次々に記録を更新。2020年にR.ラヴィレニ(フランス)が持っていた6m16iの世界記録を1cm塗り替えると、1週間後に6m18とさらに更新した。さらに屋外の世界最高記録だったS.ブブカ(ウクライナ)の6m14も同年9月に1cm上回っている。昨年は東京五輪で金メダルを獲得した。
デュプランティスは「50回は挑戦してきた。長い間挑戦して苦労してきた高さだからうれしい。本当に大変な戦いだった」と感情を爆発。それでも「このジャンプが最高のものだったとは思わない」と、さらなる記録を見据える。前人未踏の「6m20」も、“新鳥人”によってこのそう遠くない日に現実のものとなりそうだ。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.25
名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定
-
2025.12.25
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.21
早大が来春入部選手発表!高校駅伝1区激闘の増子陽太、新妻、本田がそろって加入!
2025.12.21
【大会結果】第76回全国高校駅伝・男子(2025年12月21日)
-
2025.12.21
-
2025.12.20
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.25
名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定
日本陸連は12月25日までに来年の名古屋アジア大会の派遣設定記録と、選考要項にかかる参考競技会について公開した。 来年9月19日から10月4日まで行われるアジア大会。日本開催は1994年の広島以来、32年ぶりとなる。陸上 […]
2025.12.25
箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大
関東学生陸上競技連盟(関東学連)は12月25日、箱根駅伝における「記念大会改革」と「出走チーム数増加」について発表した。 2028年の第104回大会から、これまで5年に1回だった記念大会を五輪イヤーの4回大会ごとに変更。 […]
2025.12.25
箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「山上り一本にかける」 箱根駅伝予選会の出場を回避した山梨学大のキャ […]
2025.12.25
箱根駅伝Stories/主将としてチームを牽引する立教大・國安広人 競技人生ラストラン「ずっと悔しい思いを持ってきた」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 華々しい記憶と挫折を経験 2023年の第99回大会で、立教大の55年 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
