2022.02.14
2月11日と12日にかけて、各地でWA(世界陸連)室内ツアーが開催された。
11日にウッチ(ポーランド)で開催されたシルバー競技会の男子60mで、東京五輪男子100m金メダルのM.ジェイコブス(イタリア)が出場し、6秒49で今季2戦2勝。前週も6秒51で勝利を収めている。
女子60mではE.スウォボダ(ポーランド)が今季世界最高、自国室内記録の7秒00で優勝した。男子棒高跳では昨年アジア記録(5m93)を樹立したE.オビエナ(フィリピン)がシーズンベストの5m81で制した。
12日にはメッツ(フランス)でシルバー競技会が行われ、東京五輪400mハードル銅メダルの21歳F.ボル(オランダ)が女子400mで50秒72、200mでは23秒37の自己新でそれぞれ優勝した。ボルはこの大会がシーズン初戦だった。
男子棒高跳では東京五輪銀メダルのC.ニルセン(米国)が5m91mでV。男子60mハードルでは東京五輪110mハードル4位のP.マルティノ-ラガルド(フランス)が7秒51で勝ち、東京五輪男子1500m4位のA.キプサング(ケニア)は3分36秒23で勝利した。18年世界室内1500m優勝のS.テフェラ(エチオピア)は3000mに出場し、7分37秒45で優勝した。
12日に米国・ケンタッキー州ルイビルで開催されたブロンズ競技会ではS.シュトライヒ(米国)が男子1000mを2分16秒16で制し、北米室内記録を樹立した。従来の北米記録は昨年B.ホッペル(米国)が出した2分16秒27。シュトライヒは今季に入って800m(1分46秒07)と1マイル(3分57秒98)で自己ベストを更新しており、好調が続いている。
同大会ではJ.アウォトゥンデ(米国)が21m53で制した男子砲丸投と、V.カニンガム(米国)が1m98で優勝した女子走高跳の2種目で今季世界最高がマークされた。
東京五輪女子100mハードル覇者のJ.カマチョ-クイン(プエルトリコ)200mで22秒54で優勝。プエルトリコ記録を樹立した。今季はここまで全てのレースでナショナルレコードを塗り替えている。
同じく12日にドルトムント(ドイツ)で開催されたブロンズ競技会では男子棒高跳で東京五輪4位のKC.ライトフット(米国)が5m95で優勝した。この高さを1回目に成功した後、北米記録の6m03にバーを上げたがクリアはならなかった。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.05
仙台国際ハーフの来年大会の日程が決定 国内レースによる「ジャパンプレミアハーフシリーズ」
2025.11.05
「アスリート・オブ・ザ・イヤー」最終候補にデュプランティス、ライルズら12人!
2025.11.05
キヤノンAC九州の中村日菜多が退部「最後まであきらめずに頑張れた」高校時代から駅伝で活躍
-
2025.11.05
-
2025.11.05
-
2025.11.05
-
2025.11.05
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.05
仙台国際ハーフの来年大会の日程が決定 国内レースによる「ジャパンプレミアハーフシリーズ」
仙台国際ハーフマラソン大会実行委員会は、2026年大会の日程が5月10日に決まったと発表した。定員は10,000人とし、エントリーは11月18日から順次開始される。 国内主要ハーフマラソン6大会が連携する「ジャパンプレミ […]
2025.11.05
「アスリート・オブ・ザ・イヤー」最終候補にデュプランティス、ライルズら12人!
世界陸連(WA)はワールド・アスレティクス・アワード2025「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」の最終候補者を発表した。 トラック、フィールド、競技場外種目の各部門で、10月に発表された候補者の中から男女2選手ずつ […]
2025.11.05
キヤノンAC九州の中村日菜多が退部「最後まであきらめずに頑張れた」高校時代から駅伝で活躍
キヤノンAC九州は10月末で中村日菜多の退部を発表した。 中村は熊本県出身の21歳。ルーテル学院高ではトラックでインターハイこそ届かなかったものの、3000mで9分38秒80を持ち、3年時に全国高校駅伝に出場して5区を務 […]
2025.11.05
エディオン・古木愛莉が10月末で退部・退社 ルーテル学院高時代に全国高校駅伝1区5位
エディオン女子陸上競技部は11月4日、古木愛莉の退部、退社を発表した。 古木は熊本・ルーテル学院高出身で、今年4月に入社。昨年のインターハイ3000mで13位と力走し、2年時には全国高校駅伝の1区で5位の活躍を見せている […]
2025.11.05
26年WA室内ツアーの日程が発表 ゴールドは欧州中心に8大会を実施
世界陸連(WA)は11月3日、26年のWA室内ツアーの日程を発表した。12月から3月にかけて約80大会が開催される。 ツアーでは大会の規模により、ゴールド、シルバー、ブロンズ、チャレンジャーと4つのカテゴリーに分類。ゴー […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望