2024年夏のパリ五輪組織委員会は12月13日、開会式のコンセプト等を発表した。7月26日の開会式は競技場ではなくセーヌ川で実施。選手は入場行進の代わりに、約160隻のボートに分乗して、オステルリッツ橋とイエナ橋間(6km)の川を下るとしている。夏季五輪での競技場外の式典実施は史上初めて。60万人の現地観客が見込まれるが、これは競技場での従来の式典と比べると約10倍となっている。
また、市街地で行う競技についての概要も発表され、歴史的遺産の集まるパリの中心部で実施される。マラソンはパリ市庁舎(オテル・ドゥ・ヴィル)前をスタートし、フィニッシュはナポレオンの棺などがある歴史的建造物のオテル・デ・ザンヴァリッド(通称アンヴァリッド)。五輪開催期間中には、マラソンと10kmの大衆参加レースが行われることが既に告知されており、これも五輪史上初の試みとなる。マラソンに関しては大衆参加レースも五輪競技と同じコースを使用することになる見込みだ。
競歩については、エッフェル塔前に架かるイエナ橋をスタート・フィニッシュ地点として行われる。
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