◇日本インカレ(9月17~19日/埼玉・熊谷スポーツ公園)
第90回日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)の全日程が終了。男子総合優勝は86点を獲得した順大が2年ぶり29回目の頂点に立った。
順大は110mハードルで泉谷駿介が13秒29の大会新記録で優勝して五輪代表の貫禄を見せると、後輩の村竹ラシッドも3位に入って合計14点を獲得。泉谷は「4年生で最後のインカレなので疲れとは言っていられない」と、走幅跳でも3位、アンカーを務めた4×100mリレーでも3位とまさに大車輪の活躍を見せた。
さらに3000m障害でも五輪7位入賞の三浦龍司が圧巻の走りで優勝。8位にも1年生の服部壮馬が食い込んだ。短距離から長距離、フィールド、競歩までまんべんなく得点を重ねた順大。来年は78、79回大会以来となる連覇に挑む。
2日目終了時点まで1点差だった日大だったが最終日に伸び悩み55点の2位。昨年に続く優勝はならなかった。トラック優勝は順大、フィールド優勝は九州共立大が獲得した。
女子総合は93点を積み上げた日体大が4年ぶりにトップに返り咲いた。2位に立命大、3位には九州共立大。4連覇を狙った筑波大は6位に終わった。
日体大は主将の大玉華鈴が七種競技優勝、走高跳で3位と活躍し、「主将としてチームに貢献できた」と胸を張る。100m、200mは苦戦したものの、中長距離で37点を稼ぎ、棒高跳でも3位タイに前川淳、台信愛、5位に和田沙也夏と3人が入賞するなど、強みの種目で順調に加点していった。
総合2位の立命大は壹岐あいこが100mと200mで2位、800mで塩見綾乃が優勝と実力者が本領を発揮。その2人が出場した女子4×400mリレーでは初優勝を飾り、トラック優勝も獲得した。また、九州共立大は郡菜々佳が円盤投2位、砲丸投3位。やり投でも3、4位など投てき種目だけで48点を獲得してフィールド優勝も手にした。
今年で90回目となった日本インカレ。コロナ禍で昨年に続いて無観客、応援なしだったのは寂しいが、運営も含めて学生たちが主体・主役となって無事に3日間の日程が終了した。来年は京都・西京極で開催される予定だ。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.04.20
東京の再来を!女子4×100mR鶴田玲美と君嶋愛梨沙を軸にパリ五輪出場権狙う
-
2024.04.20
-
2024.04.20
-
2024.04.20
-
2024.04.21
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.03.28
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.04.25
サニブラウンが27日のイーストコーストリレー100mに出場 ジェイコブス、ブロメル、蘇炳添らもエントリー
4月26日、27日の両日、米国フロリダ州ジャクソンビルで行われる「イーストコーストリレー」の男子100mにサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)がエントリーしたことが明らかとなった。 昨年の世界選手権で入賞を果たしてい […]
2024.04.25
女子3000m・奥本菜瑠海が銀メダル 近藤希美が銅 男子400mH渕上翔太は予選で自己新/U20アジア選手権
◇第21回U20アジア選手権(4月24日~27日/UAE・ドバイ) 1日目 U20アジア選手権が4月24日から始まり、トラック種目で最初の決勝種目となった女子3000mでは奥本菜瑠海(日立)が9分25秒19で2位、近藤希 […]
2024.04.24
木南記念・男子100mに坂井隆一郎、女子走幅跳に秦澄美鈴! 女子100mHは寺田明日香と田中佑美が出場
大阪陸協は4月24日、5月12日に開催される第11回木南記念(ヤンマースタジアム長居・ヤンマーフィールド長居)の主な出場選手4人を発表した。 男子100mで昨年の日本選手権で優勝を飾り、ブダペスト世界選手権に出場した坂井 […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!