9月12日にオーストリア・ウィーンで開催されたウィーン・シティマラソンの男子マラソンで、1位でフィニッシュしたD.フリサ(エチオピア)がレースで着用したシューズの規定違反で失格となった。
靴底の厚さが規定外だったことが理由で、ロードランニングシューズの靴底はルール上、ソールの厚さが4cm以内だが、フリサは厚さ5cmのシューズを着用していた。フリサはこのシューズをトレーニング用で使用しており、規則の範囲内であると誤解して着用したと主張している。
出場者は事前にレースで着用するシューズを登録する必要があり、フリサは規定に則ったシューズ名を提出していたが、何らかの理由でレースは別のモデルに変更したものとみられる。
主要マラソンでこのような失格が発生したのは初という。フリサは2時間9分22秒でフィニッシュしたが失格となったため、3秒差の2番目でフィニッシュしたL.ランガット(ケニア)が2時間09分25秒で優勝となった。
ウィーン・シティマラソンは世界陸連のレーベル・ロード・レース(Label Road Race)で、今大会には126ヵ国から約26000人がエントリー。日本勢も出場しており、2時間10分37秒で5番目にフィニッシュした聞谷賢人(トヨタ紡織)は繰り上がって4位に、2時間17分20秒で8番目入線の小山裕太(トーエネック)は7位となった。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
-
2025.12.04
-
2025.12.03
-
2025.12.02
-
2025.12.02
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.04
世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く
世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]
2025.12.04
世界陸連主催大会での年齢制限を緩和 高校1年生相当で全種目に出場可能
世界陸連(WA)は12月2日・3日の両日に評議会を開催し、各種ルールの確認や規則改定について協議した。 その中で、WA主催大会の一部種目で設けられていた年齢制限を撤廃することが決まった。 従来は、マラソンおよび35km競 […]
2025.12.04
男子短距離・栁田大輝がHondaに入社! 「『世界のHonda』の名に恥じぬよう、努力を重ねていきたい」
12月4日、Honda陸上部は、パリ五輪男子4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大)が2026年4月に入社することを発表した。 栁田は群馬県出身。中学時代には全中走幅跳で優勝、100mでも2位に入るなど、世代トップクラ […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025