HOME 東京五輪、日本代表、五輪
田中希実1500m連続日本新でファイナル!日本女子初4分切り人見絹枝以来の93年ぶり快挙
田中希実1500m連続日本新でファイナル!日本女子初4分切り人見絹枝以来の93年ぶり快挙


日本の五輪史上、初めて女子1500mに出場した田中希実(豊田自動織機TC)が予選に続き、準決勝でも圧巻のレースを展開した。

1組に登場した田中はスタートからインコースを突き、ホームストレートで2番手につける。「最初の100mで1レーンが空いていたのは自分にとって良くて、そこでスッと出ることができました」。トップは400mを62秒74で通過。「1周目は今まで体験したことがないペースだったんですけど、そこまできつくなかったので4分切りも狙えるかなと思いました」。田中がトップを奪い、自らレースを引っ張る。思ったよりきつくない。田中はレース序盤で『大記録』の手応えを感じていた。

広告の下にコンテンツが続きます

800mは田中を先頭に2分09秒05で通過。その後は首位から引きずり降ろされたが、トップ集団の中でレースを進める。1200m通過はトップが3分11秒42で田中は5番目。必死で上位の背中を追いかけた。

リオ五輪の女王F.キピエゴン(ケニア)が3分56秒80でトップを飾ったレースで、田中は3分59秒19の5着。決勝進出を決めただけでなく、予選でマークした日本記録(4分02秒33)を3.14秒も更新し、日本女子初の3分台に突入した。

「4分を切らないと決勝進出は難しいと思っていましたが、4分を切れるかどうかは別として、今の全力をぶつけました。その結果、理想通りのタイムで決勝に進むことができて、すごくうれしいです」

2組で争われた準決勝は「上位5着+2」が決勝進出の条件だった。田中はファイナルを見つめて、「着順での通過」を狙っていたという。そして自らレースを作り、「決勝進出」と「3分台」という2つの快挙を成し遂げた。女子中距離種目で五輪のファイナルに進んだのは1928年アムステルダム五輪800mの人見絹枝のみ。93年ぶりのことだ。

東京五輪という大舞台で、5000m(予選落ち)を含めて自己ベストを3度更新。女子1500mでは、昨年7月の4分05秒27、今年7月の4分04秒08、今大会の予選・準決勝と「こだわり」の1500mで4度目の日本新。東京五輪で残るレースは8月6日(19時50分)の女子1500m決勝のみ。「スローな展開になることが多いので、ラスト1周にこだわって走りたい」と田中。快進撃を続ける21歳は、東京五輪最後のレースでどんなドラマチックな走りを見せるのだろうか。

日本の五輪史上、初めて女子1500mに出場した田中希実(豊田自動織機TC)が予選に続き、準決勝でも圧巻のレースを展開した。 1組に登場した田中はスタートからインコースを突き、ホームストレートで2番手につける。「最初の100mで1レーンが空いていたのは自分にとって良くて、そこでスッと出ることができました」。トップは400mを62秒74で通過。「1周目は今まで体験したことがないペースだったんですけど、そこまできつくなかったので4分切りも狙えるかなと思いました」。田中がトップを奪い、自らレースを引っ張る。思ったよりきつくない。田中はレース序盤で『大記録』の手応えを感じていた。 800mは田中を先頭に2分09秒05で通過。その後は首位から引きずり降ろされたが、トップ集団の中でレースを進める。1200m通過はトップが3分11秒42で田中は5番目。必死で上位の背中を追いかけた。 リオ五輪の女王F.キピエゴン(ケニア)が3分56秒80でトップを飾ったレースで、田中は3分59秒19の5着。決勝進出を決めただけでなく、予選でマークした日本記録(4分02秒33)を3.14秒も更新し、日本女子初の3分台に突入した。 「4分を切らないと決勝進出は難しいと思っていましたが、4分を切れるかどうかは別として、今の全力をぶつけました。その結果、理想通りのタイムで決勝に進むことができて、すごくうれしいです」 2組で争われた準決勝は「上位5着+2」が決勝進出の条件だった。田中はファイナルを見つめて、「着順での通過」を狙っていたという。そして自らレースを作り、「決勝進出」と「3分台」という2つの快挙を成し遂げた。女子中距離種目で五輪のファイナルに進んだのは1928年アムステルダム五輪800mの人見絹枝のみ。93年ぶりのことだ。 東京五輪という大舞台で、5000m(予選落ち)を含めて自己ベストを3度更新。女子1500mでは、昨年7月の4分05秒27、今年7月の4分04秒08、今大会の予選・準決勝と「こだわり」の1500mで4度目の日本新。東京五輪で残るレースは8月6日(19時50分)の女子1500m決勝のみ。「スローな展開になることが多いので、ラスト1周にこだわって走りたい」と田中。快進撃を続ける21歳は、東京五輪最後のレースでどんなドラマチックな走りを見せるのだろうか。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.03.04

佐久長聖高駅伝部がジュニア育成プロジェクト「将来世界で戦う選手を育てる」OBがトレーニングサポート

全国高校駅伝男子で4度優勝した実績を持つ佐久長聖高(長野)駅伝部が3月3日、公式SNSやnoteを更新し、ジュニア育成プロジェクトを行うと発表した。 同校駅伝部は1998年に全国高校駅伝に初出場して以来、昨年末の大会まで […]

NEWS 創業50周年のヒマラヤが岐阜・長良川競技場のネーミングライツ契約 4月から「ヒマスタ」へ

2026.03.03

創業50周年のヒマラヤが岐阜・長良川競技場のネーミングライツ契約 4月から「ヒマスタ」へ

スポーツ用品を取り扱う株式会社ヒマラヤは3月3日、岐阜メモリアルセンター陸上競技場(長良川競技場)の施設命名権契約(ネーミングライツ)を結んだことを発表した。 岐阜市に本社を構える同社は1976年に創業。スキー専門店とし […]

NEWS AVENIR TCの松本未空が日本ウェルネススポーツ大に入学 拠点の鈴鹿で新たなスタート

2026.03.03

AVENIR TCの松本未空が日本ウェルネススポーツ大に入学 拠点の鈴鹿で新たなスタート

三重県鈴鹿市を拠点とするクラブチーム「AVENIR TC」は3月1日、シンボルアスリートとして所属する松本未空が日本ウェルネススポーツ大学通信課程に入学したことを発表した。 松本は三重・鈴鹿高時代は中距離で活躍し、2年時 […]

NEWS ヤクルトの奈良凌介が現役引退 大東大では「親子鷹」で箱根駅伝5区駆け上がる

2026.03.03

ヤクルトの奈良凌介が現役引退 大東大では「親子鷹」で箱根駅伝5区駆け上がる

ヤクルトは3月1日の東京マラソンをもって奈良凌介の引退を発表した。 奈良は1997年生まれの28歳。埼玉県出身だが、高校は宮城・仙台育英高へ進学すると、トラックでは5000mでインターハイ出場、駅伝では全国高校駅伝にも出 […]

NEWS 明治学大が長距離ブロック監督に中村匠吾内定を発表 東京五輪マラソン代表の33歳

2026.03.03

明治学大が長距離ブロック監督に中村匠吾内定を発表 東京五輪マラソン代表の33歳

明治学大は3月3日、2021年東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(富士通)が4月1日付で陸上競技部長距離ブロック監督への就任が内定したと発表した。 中村は三重県出身の33歳。上野工高(現・伊賀白鳳高)や駒大で活躍し、卒業 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年3月号 (2月14日発売)

2026年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝

page top