HOME 国内、大学

2021.05.22

ハンマー投・福田翔大が42年ぶり大会新!昨年“室伏超え”のホープ/関東IC
ハンマー投・福田翔大が42年ぶり大会新!昨年“室伏超え”のホープ/関東IC


◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原)

関東インカレ3日目、男子1部ハンマー投は、福田翔大(日大)が68m84を放って優勝して連覇を達成。川田雅之(順大)が1979年に作った67m50の大会記録を42年ぶりに更新した。

「大会記録は意識していなくて、71~72mを目指していました。今日は30点」と悔やむ福田。大会前の調整練習では調子が良かったと言うが、「(5月3日の)静岡国際くらいから左に引っ張るクセが出てしまって、詰めが甘かった。まだ球に力を加えられていない」と反省する。それでも2回目にはファウルながら70mライン前後まで放つ投げを見せた。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年は日本インカレで2年生優勝。69m61が自己記録で、この記録は日本記録保持者の室伏広治(現・スポーツ庁長官)の大学2年時の記録を超えるもの。福田を指導するのがその室伏の父・重信コーチというのも何かの縁か。

冬季も基礎体力が向上し、「身体も少し大きくなったと思います」。7kg砲丸のバック投げでは“一流の証”とも言える20mと自己記録更新した。「良い投てきを安定させられれば、71m以上も見えます。今年中に学生記録を投げたい」と福田。その学生記録とは、もちろん室伏広治の持つ73m82。重信コーチが「私を超えるポテンシャルを持つ」と高く評価する逸材が、2つ目の“室伏超え”を見せる日は近い。

◇関東インカレ(5月20~23日/神奈川・相模原) 関東インカレ3日目、男子1部ハンマー投は、福田翔大(日大)が68m84を放って優勝して連覇を達成。川田雅之(順大)が1979年に作った67m50の大会記録を42年ぶりに更新した。 「大会記録は意識していなくて、71~72mを目指していました。今日は30点」と悔やむ福田。大会前の調整練習では調子が良かったと言うが、「(5月3日の)静岡国際くらいから左に引っ張るクセが出てしまって、詰めが甘かった。まだ球に力を加えられていない」と反省する。それでも2回目にはファウルながら70mライン前後まで放つ投げを見せた。 昨年は日本インカレで2年生優勝。69m61が自己記録で、この記録は日本記録保持者の室伏広治(現・スポーツ庁長官)の大学2年時の記録を超えるもの。福田を指導するのがその室伏の父・重信コーチというのも何かの縁か。 冬季も基礎体力が向上し、「身体も少し大きくなったと思います」。7kg砲丸のバック投げでは“一流の証”とも言える20mと自己記録更新した。「良い投てきを安定させられれば、71m以上も見えます。今年中に学生記録を投げたい」と福田。その学生記録とは、もちろん室伏広治の持つ73m82。重信コーチが「私を超えるポテンシャルを持つ」と高く評価する逸材が、2つ目の“室伏超え”を見せる日は近い。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.13

編集部コラム「あっという間の2025年」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

2025.12.13

早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 出雲駅伝、全日本大学駅伝で出走したルーキー・鈴木琉胤は「ハーフは走ったことがなくて、箱根でいきなりという不安はあります。 […]

NEWS 箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

2025.12.13

箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 この日は撮影と共通取材、個別取材を実施。共通取材で花田勝彦駅伝監督は「今年もかなり良いかたちで準備ができたと思っています […]

NEWS 連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通
PR

2025.12.13

連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通

2026年の幕開けを飾る全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)は、第70回の記念大会として1月1日、前橋市にある群馬県庁前をスタートし、上州路をぐるりと回って県庁に戻る7区間・総距離100kmのコースで行われる。 […]

NEWS ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

2025.12.13

ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

12月10日に米国・ユタ州でブリガム・ヤング大で行われた同大学招待競技会室内女子60mで、ロス瑚花アディア(ユタ州立大)が7秒48で4位に入った。従来のユタ州立大記録38年ぶりの更新となる。 ロスは東京・駒沢中から城西高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top