HOME 国内

2021.02.28

山縣亮太が室内100mで復帰戦“日本最高”10秒39「ケガなく2本走れた」/JAG大崎室内
山縣亮太が室内100mで復帰戦“日本最高”10秒39「ケガなく2本走れた」/JAG大崎室内

2021年JAG大崎に出場した男子100mの山縣亮太(セイコー)

◇2021 Japan Athlete Games in Osaki(2月28日/鹿児島県大崎町)

鹿児島県大崎町にあるジャパンアスリートトレーニングセンター大隅の室内競技場で2021 Japan Athlete Games in Osakiが行われ、男子100mに山縣亮太(セイコー)が出場。予選で10秒50、決勝は10秒39をマークして優勝し、「ケガなく2本走れてよかった」とホッとした表情を浮かべた。

「今日は緊張しました」と山縣。昨年は右膝を2019年は肺気胸とケガが続き、復帰戦となった昨年8月のセイコーゴールデングランプリ東京で予選落ち。10月の日本選手権は右膝を痛めて欠場していた。久しぶりの実戦で「予選は思ったよりタイムも悪かった」という。その予選後に室内の100mでの日本最高記録が2002年に朝原宣治が出した10秒41であることを関係者から聞き、「決勝はそれを狙いました」と笑う。宣言通りの「日本室内最高記録」に「大変光栄です。朝原さんを超えられたのをモチベーションにしたい」と話す。

広告の下にコンテンツが続きます

走り自体は「予選は45m付近でトップスピードが出ていて、スタートから序盤で力を使い切ってしまった」と言い、決勝はタイムを気にせず「30mまで余力を持って重心移動していく」ことを意識。予選から決勝にかけての流れは及第点を与えていた。

この冬はウエイトトレーニングでも数字よりも質をこれまで以上に意識。「膝に負担がかからないように、ちゃんとした動きで上げられるように」取り組んできた。合わせてクセになっている右足の接地が外に開く部分も少しずつ改善を図っている。

これまでオリンピックイヤーに強さを発揮してきた山縣。「1試合、1試合、しっかりやっていきたい。今までで一番の走りができるようにしたいです」。2021年、強い山縣がトラックに帰ってくる。

山縣に食らいつき、同タイムで2位だったのが竹田一平(スズキAC)。「これまでで一番練習してきました」と自信をつかんだ様子だった。

◇2021 Japan Athlete Games in Osaki(2月28日/鹿児島県大崎町) 鹿児島県大崎町にあるジャパンアスリートトレーニングセンター大隅の室内競技場で2021 Japan Athlete Games in Osakiが行われ、男子100mに山縣亮太(セイコー)が出場。予選で10秒50、決勝は10秒39をマークして優勝し、「ケガなく2本走れてよかった」とホッとした表情を浮かべた。 「今日は緊張しました」と山縣。昨年は右膝を2019年は肺気胸とケガが続き、復帰戦となった昨年8月のセイコーゴールデングランプリ東京で予選落ち。10月の日本選手権は右膝を痛めて欠場していた。久しぶりの実戦で「予選は思ったよりタイムも悪かった」という。その予選後に室内の100mでの日本最高記録が2002年に朝原宣治が出した10秒41であることを関係者から聞き、「決勝はそれを狙いました」と笑う。宣言通りの「日本室内最高記録」に「大変光栄です。朝原さんを超えられたのをモチベーションにしたい」と話す。 走り自体は「予選は45m付近でトップスピードが出ていて、スタートから序盤で力を使い切ってしまった」と言い、決勝はタイムを気にせず「30mまで余力を持って重心移動していく」ことを意識。予選から決勝にかけての流れは及第点を与えていた。 この冬はウエイトトレーニングでも数字よりも質をこれまで以上に意識。「膝に負担がかからないように、ちゃんとした動きで上げられるように」取り組んできた。合わせてクセになっている右足の接地が外に開く部分も少しずつ改善を図っている。 これまでオリンピックイヤーに強さを発揮してきた山縣。「1試合、1試合、しっかりやっていきたい。今までで一番の走りができるようにしたいです」。2021年、強い山縣がトラックに帰ってくる。 山縣に食らいつき、同タイムで2位だったのが竹田一平(スズキAC)。「これまでで一番練習してきました」と自信をつかんだ様子だった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.11

タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会ファイナル

東南アジア大会がタイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で行われ、男子100mでタイのプリポル・ブーンソンが9秒94(+0.7)をマークした。 予選で出されたこの記録はアジア歴代で日本記録(9秒95:山縣亮太)を上回る3位。 […]

NEWS 青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」

2025.12.11

青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]

NEWS 箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

2025.12.11

箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」

第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]

NEWS 青学大・原監督「バーディー×2」駒大・藤田監督「4本の柱」総合力の「上握り10貫」など指揮官たちが“前哨戦”/箱根駅伝トークバトル

2025.12.11

青学大・原監督「バーディー×2」駒大・藤田監督「4本の柱」総合力の「上握り10貫」など指揮官たちが“前哨戦”/箱根駅伝トークバトル

「第102回箱根駅伝トークバトル」が12月10日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われた。 前回優勝校の青学大・原晋監督、同2位の駒大・藤田敦史監督、同3位の國學院大・前田康弘監督、同4位でトークバトル初登場の早大・花田 […]

NEWS 【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top