HOME 国内

2021.02.26

ロンドン五輪マラソン入賞の中本健太郎が現役引退しコーチ就任
ロンドン五輪マラソン入賞の中本健太郎が現役引退しコーチ就任


安川電機は2月28日付で引退・退部する選手を発表。男子マラソンで2012年ロンドン五輪6位入賞、2013年モスクワ世界選手権5位入賞の中本健太郎が現役を引退し、コーチに就任する。

中本は拓大を卒業後、2005年に安川電機に入社。マラソンに挑戦して適性を発揮し始め、2008年初マラソンだった延岡西日本マラソンで2時間13分54秒をマークすると、11年にはテグ世界選手権代表入り(9位)。12年びわ湖毎日マラソンで日本人トップの5位に入り、同年のロンドン五輪では6位入賞を果たした。さらに翌年のモスクワ世界選手権で5位。2017年の別府大分毎日マラソンでは2時間9分32秒で優勝した。東京五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップは8位。マラソン19レース出場で優勝は別大の1度だけだが、驚異的な粘りと本番での勝負強さを見せ、川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)との激闘など、ファンの心に刻まれる活躍を見せた。男子マラソンの低迷期において世界大会入賞。まさに「いぶし銀」の名マラソンランナーだった。

中本は所属先のHPを通じ「16年の長きにわたり、ご指導ご支援、また応援いただいた多くの方々に感謝申し上げます」と感謝を述べ、今後は同チームのコーチに就任することを明かし、「経験を活かし選手一人ひとりと寄り添って、選手と共に目標に向かって精進いたします」と決意表明した。

広告の下にコンテンツが続きます

また、男子100mの前高校記録保持者で、15年世界選手権4×100mリレー代表、同年世界リレー4×100mリレー銅メダリストの大瀬戸一馬の退団も発表。大瀬戸は法大を卒業後、2017年に同社に入社。今後は新たな環境で競技を続けるという。

その他、長距離の林慎吾が引退し社業に専念、野村峻哉の退社も合わせて発表されている。

安川電機は2月28日付で引退・退部する選手を発表。男子マラソンで2012年ロンドン五輪6位入賞、2013年モスクワ世界選手権5位入賞の中本健太郎が現役を引退し、コーチに就任する。 中本は拓大を卒業後、2005年に安川電機に入社。マラソンに挑戦して適性を発揮し始め、2008年初マラソンだった延岡西日本マラソンで2時間13分54秒をマークすると、11年にはテグ世界選手権代表入り(9位)。12年びわ湖毎日マラソンで日本人トップの5位に入り、同年のロンドン五輪では6位入賞を果たした。さらに翌年のモスクワ世界選手権で5位。2017年の別府大分毎日マラソンでは2時間9分32秒で優勝した。東京五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップは8位。マラソン19レース出場で優勝は別大の1度だけだが、驚異的な粘りと本番での勝負強さを見せ、川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)との激闘など、ファンの心に刻まれる活躍を見せた。男子マラソンの低迷期において世界大会入賞。まさに「いぶし銀」の名マラソンランナーだった。 中本は所属先のHPを通じ「16年の長きにわたり、ご指導ご支援、また応援いただいた多くの方々に感謝申し上げます」と感謝を述べ、今後は同チームのコーチに就任することを明かし、「経験を活かし選手一人ひとりと寄り添って、選手と共に目標に向かって精進いたします」と決意表明した。 また、男子100mの前高校記録保持者で、15年世界選手権4×100mリレー代表、同年世界リレー4×100mリレー銅メダリストの大瀬戸一馬の退団も発表。大瀬戸は法大を卒業後、2017年に同社に入社。今後は新たな環境で競技を続けるという。 その他、長距離の林慎吾が引退し社業に専念、野村峻哉の退社も合わせて発表されている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.15

19年ドーハ世界陸上代表・井本佳伸が現役引退「たくさんの出会い幸せ」今後は指導者の道へ

男子短距離で活躍し、19年ドーハ世界選手権リレー代表(補欠)の井本佳伸(東京ガスエコモ)が現役生活に区切りをつけることを自身のSNSで発表した。 井本は京都・東輝中時代に全中で100m5位、200m4位。名門・洛南高へ進 […]

NEWS 100m宮本大輔が引退「最後まで走り切れた」元中学記録保持者「早熟なんて気にしなくていい」

2025.10.15

100m宮本大輔が引退「最後まで走り切れた」元中学記録保持者「早熟なんて気にしなくていい」

穏やかな笑顔で静かに、地元・山口でスパイクを脱いだ。 男子100mの元中学記録保持者・宮本大輔(山口フィナンシャルグループ)が現役生活にピリオドを打った。9月の全日本実業団対抗は、地元・山口。「夏くらいには一旦、区切りを […]

NEWS 九州実業団駅伝エントリー 旭化成は葛西潤や相澤晃、クラフティア・赤﨑暁、三菱重工・近藤亮太ら日本代表経験者登録

2025.10.15

九州実業団駅伝エントリー 旭化成は葛西潤や相澤晃、クラフティア・赤﨑暁、三菱重工・近藤亮太ら日本代表経験者登録

来年元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選会を兼ねた第62回九州実業団毎日駅伝(11月3日/大分・佐伯市の佐伯中央病院陸上競技場発着)のエントリーが10月15日、同実業団連盟から発表された。 エントリーチー […]

NEWS 国立競技場が2026年1月から5年間新たな呼称へ! 「ナショナルスタジアムパートナー」第1号にMUFG

2025.10.15

国立競技場が2026年1月から5年間新たな呼称へ! 「ナショナルスタジアムパートナー」第1号にMUFG

金融・証券などの三菱東京UFJフィナンシャルグループ(MUFG)は10月15日、東京・国立競技場の運営を担うジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメント(JNSE)と「ナショナルスタジアムパートナー」契約を結んだと発 […]

NEWS リオ五輪110mH銀メダル・オルテガが現役引退 15年に12秒94をマーク

2025.10.15

リオ五輪110mH銀メダル・オルテガが現役引退 15年に12秒94をマーク

16年リオ五輪の男子110mハードルで銀メダルを獲得したO.オルテガ(スペイン)が引退を表明した。 オルテガはキューバ出身の34歳。12年にはロンドン五輪で6位入賞を果たす。13年のモスクワ世界選手権に出場した際にキュー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top