2026.01.23
マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズG1の大阪国際女子マラソンを2日後に控え、有力選手が前々日会見に登壇した。
22年にこの大会で2位に入るなど国内では実績と経験のある上杉真穂(東京メトロ)は、「練習も順調に積めて、いい状態です」ときっぱり。「自分の全力を出し切ること」を目指し、4度目の浪速路に挑む。
マラソンは昨年秋は出場せず、昨年3月の名古屋ウィメンズ以来。そのぶん、「8月、9月、10月と身体作りがしっかりできた」こと、さらには「マラソンを走りたい」という思いを高めることができたという。
自己ベストは22年のこの大会で出した2時間22分29秒。だが、今大会は具体的なタイムや順位の目標は定めていない。それは、高速化がどんどん進む世界に対して「自分に壁を作らないため」だ。
トラックや駅伝などでスピードへの手応えは得ている。「スタートからゴールまでしっかりと全力を出し切った結果、MGC、ロス五輪につながるものになればいいと思っています」と、世界を見据えた一戦に挑む。
西村美月(天満屋)は昨年12月の防府読売で2時間25分54秒を出し、MGC出場権を獲得済み。1ヵ月半のスパンで挑む今大会は、「2時間23分30秒をクリアして、これからのマラソンにつなげられれば」と臨む。
熊本・千原台高から2023年に名門へ入社。3年目の今季はクイーンズ駅伝5区区間3位をステップに、マラソンで飛躍を遂げつつある。チームの先輩である日本記録保持者の前田穂南から「経験などをたくさんお聞きしている」そうで、トレーニングを真摯に向き合いながら着実に成長を遂げてきた。
「世界で勝負するには2時間20分が必要。目標として、しっかりと考えていきたい」と西村。今大会がその試金石となる。
前回、この大会で初マラソンを経験した34歳の伊澤菜々花(スターツ)も世界への挑戦に思いを募らせる。
前回は給水がうまくいかないなど低体温症に陥り、8位とほろ苦いマラソンデビューとなった。今回は「給水を身体に染み込ませる、しっかりと飲む練習をしてきました」と課題に向き合った。トレーニング面でも、「苦しいマラソン練習だった」と明かすが、「身体が動かない中でももうひと踏ん張りする練習をやってきました」。
トラックで結果を残すなど、この1年も着実に成長。「2時間20分切りが私にとって第一ステップ」とし、それをクリアすることでさらなる上のチャレンジを見据える。そのためにも、今大会で「しっかりと結果を求めて、結果を出したい」と伊澤。「寒さに負けないように、心を燃やしていきたい」と抱負を口にした。
このほか、ウォルケネシュ・エデサ(エチオピア)は「コンディションは良好。練習を積んできました。目標タイムは2時間17分。1位を取りたい」と自信をのぞかせる。
ネクストヒロイン枠の選手たちも登壇し、昨年の大学女子駅伝で躍進した東北福祉大のエース・村山愛美沙は「来年、日本学生新記録を出すことを目標にしているので、そこに向けてマラソンというものを経験してつなげられるようにしたい」と笑顔。八木美羽(岩谷産業)は「初マラソンなので無心で走りたい」と話した。
大阪国際女子マラソンは1月25日、12時15分にスタート。レースの模様はフジテレビ系列で12時から中継される。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.01.23
編集部コラム「年末年始」
2026.01.18
【大会結果】第31回全国都道府県対抗男子駅伝(2026年1月18日)
2026.01.18
【テキスト速報】第31回全国都道府県対抗男子駅伝
-
2026.01.18
-
2025.12.30
-
2026.01.18
-
2026.01.12
-
2026.01.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2026.01.23
編集部コラム「年末年始」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2026.01.23
中島佑気ジョセフに立川市市民栄誉表彰「地道に一歩ずつ頑張ることが大事」母校凱旋に熱烈歓迎、卒業文集に書いた夢明かす
男子400m日本記録保持者の中島佑気ジョセフ(富士通)が、地元の立川市から市民栄誉表彰が授与された。 昨年の東京世界選手権では、予選で44秒44の日本新を出すと、準決勝では組2着に入って1991年東京大会の高野進以来とな […]
2026.01.23
招待選手が抱負!上杉真穂「全力を出し切る」西村美月「これからにつなげる」伊澤菜々花「心を燃やして」前回の雪辱へ/大阪国際女子マラソン
マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズG1の大阪国際女子マラソンを2日後に控え、有力選手が前々日会見に登壇した。 22年にこの大会で2位に入るなど国内では実績と経験のある上杉真穂(東京メトロ)は、「練習も順 […]
2026.01.23
東京五輪マラソン銀・コスゲイ ケニアからトルコへ国籍変更! ロス五輪の出場目指し、複数のケニア人ランナーも同調
女子マラソンの東京五輪銀メダリストB.コスゲイら複数のケニア人選手が、国籍をトルコに変更することが明らかになった。 現在32歳のコスゲイは、19年に2時間14分04秒の世界記録(当時)を樹立。21年東京五輪以来ケニア代表 […]
2026.01.23
2004年五輪短距離入賞のララヴァ・コリオが禁止薬物で暫定資格停止処分 21年ニューヨークマラソンVのコリルも
世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は1月23日までに、女子短距離のI.ララヴァ・コリオ(ブルガリア)ら複数の選手に対し資格停止処分または暫定資格停止処分を科すことを発表し […]
Latest Issue
最新号
2026年2月号 (1月14日発売)
EKIDEN Review
第102回箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
全国高校駅伝
全国中学校駅伝
富士山女子駅伝