2025.11.03
10月30日、男子短距離のI.アシンガ（スリナム）のドーピング違反による資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所（CAS）は上訴を棄却した。
アシンガは23年7月の競技外検査で禁止物質の使用があったため、アスリート・インテグリティ・ユニット（AIU、世界陸連の独立機関）から2024年5月より4年間の資格停止処分が科されていた。
アシンガ側は賞品として受け取ったグミに禁止物質が含まれていたことを主張し、不服として上訴を行ったが、違反が意図的だったとしてアシンガの上訴を棄却するとしている。
処分内容は2023年8月9日から4年間の資格停止、23年7月18日以降の成績取消となる。
アシンガは2004年生まれの20歳で、23年に100mで9秒83（追い風参考）、200mで19秒97などの記録をマークしていた。23年7月23日にはU20世界記録の9秒89で走ったが、この記録は取り消されることになる。
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