2025.10.06
◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場)4日目
滋賀国民スポーツ大会・陸上競技の4日目が行われ、成年男子円盤投は東京世界選手権代表の湯上剛輝(滋賀・トヨタ自動車)が4投目に57m97を投げ、地元での優勝を果たした。
滋賀県甲賀市出身の湯上は「地元での国スポで絶対に勝ちたいという気持ちで臨んでいました。記録はともかく、勝つことができてホッとしていますし、素直にうれしいです」と笑顔を見せた。
3投目を終えた時点では56m13の2位。「1~3投目は記録を狙いすぎて少し固くなってしまったので、4投目以降は力を抜いて、脚の力だけを使うことを意識しました。それがうまくハマって、記録を伸ばすことができました」と、4投目で逆転に成功。そのまま逃げ切った。
春に64m48の日本記録をマークしたが、世界選手権は56m40の組19位で予選敗退。優勝したダニエル・スタール(スウェーデン)の姿が印象に残っていたという。
「優勝した選手がどんな状況でも最後まで楽しんいたのを見て、自分のことを信じて投げられた選手が勝つんだと改めて感じました。今日は“どんな状況になっても楽しむことを忘れない”を頭に置いて投げられたました」と、世界選手権での経験をしっかり自分のパフォーマンスに生かした。
滋賀代表で国スポに出場するのは守山高3年時以来14年ぶり。「世界選手権の時も夢のような時間だと言いましたが、滋賀県で開催される国スポに出場できたのは特別な時間でした。優勝で地元の人たちに少しでも恩返しできたんじゃないかなと思います」と、感慨深げに語った。
生まれつき両耳の聴力がほとんどない湯上は11月に東京で行われる東京2025デフリンピックへの出場も決まっている。「金メダルを獲得できるように1ヵ月間しっかり練習したいと思います」と次なる大舞台に燃えていた。
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