◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)
9月18日、東京世界陸上初日の男子35km競歩で金メダルを獲得したエヴァン・ダンフィー(カナダ)が、自身のSNSを更新し、8日目(20日)の20km競歩を棄権することを発表した。
ダンフィーは35km競歩で序盤は後方集団に位置していたが、後半にかけて徐々に順位を上げ、30.5kmでトップを歩いていた川野将虎(旭化成)を逆転。終盤には自身も左脚を痛める素振りを見せながらも、2時間28分22秒でフィニッシュし、34歳にして悲願の初優勝を果たした。
しかし、レース後に都内の病院で受けたMRI検査で、左ハムストリングスの複数箇所が断裂していることが判明。20km競歩の棄権を余儀なくされた。
SNSでは「20kmの出場を断念することになり残念だ。回復に望みを抱いていましたが、痛みの原因が深刻であるとわかった」と報告。それでも「幼い頃の夢を叶えるため、損傷したハムストリングで10分間レースを戦い抜いたことは、自分自身を誇りに思いたい」と前向きな言葉を残した。
ダンフィーは16年リオ五輪50km競歩で荒井広宙と銅メダルを争ったほか、東京五輪でも同種目で銅メダルを獲得。だが21年をもって50km競歩が世界大会から除外され、「もう世界大会でメダルを争う機会はない」と引退を考えたこともあったという。
それでも22年オレゴン大会の35km競歩で6位に入り、周囲からの後押しもあり現役続行を決断。今季は3月に2時間21分40秒の世界記録(当時)を樹立し、今大会でも優勝候補として臨み、見事に世界一に輝いた。
「今シーズンに注いだ努力が報われないのは悔しい」と無念さをにじませつつも、16日の世界陸連イベントや18日のメディアレースにも来場し、笑顔を見せていた。日本の競技会にもたびたび出場し、日本人選手との交流も深く、ファンも多いダンフィー。インタビューでは「日本が大好きです。また試合に来るつもりだよ」と語っており、20日の20km競歩にも応援に駆けつける予定だと話している。
【画像】MRI検査の結果にも、笑顔を見せるダンフィー
🥺 I’m disappointed that I have to scratch from the 20km. We briefly held out hope of recovery but an MRI has confirmed the crippling pain I’m in is a fairly bad tear.
— Evan Dunfee (@EvanDunfee) September 18, 2025
I’m in the best shape of my life, I was focusing my training and preparations on the 20km and I wanted to prove… pic.twitter.com/SUCB5EbAlZ
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2026.06.12
-
2026.06.12
-
2026.06.12
2026.05.19
2026高校最新ランキング【男子】
2026.05.13
ユニクロ女子陸上競技部が新ユニフォームを発表! 東日本実業団選手権から着用予定
-
2026.05.27
Latest articles 最新の記事
2026.06.13
クレイ・アーロン竜波は800m4位! 1分44秒98で日本人7年ぶりの入賞!/全米学生選手権
第104回全米学生選手権(6月10日~13日/現地時間)の3日目がオレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで行われ、男子800m決勝でクレイ・アーロン竜波(ペンシルベニア州立大)が1分44秒98のセカンドベストで4位に […]
2026.06.13
ハンマー投・鈴木雅人が60m42で地元V!女子走高跳・渡邊栞里、男子400ⅿ・笠間尚輝は2連覇達成/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月12~15日/茨城県那珂市・水戸信用金庫スタジアム)1日目 滋賀インターハイを懸けた北関東地区大会の1日目が行われ、男子ハンマー投では鈴木雅人(東洋大牛久3茨城)が、2投目に自身初の60 […]
2026.06.13
400m砂川響介が47秒45でV!「IHは都高校記録で優勝を」女子400mはバログン快勝/IH南関東
◇インターハイ南関東地区大会(6月12~15日/水戸信用金庫スタジアム(笠松運動公園陸上競技場))1日目 滋賀インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の1日目が行われ、男子400mは自己ベスト47秒02を持つ砂川響介(明大 […]
2026.06.13
山本有真が5000m14分59秒89で初V! 北口榛花は逆転で5度目の優勝 新たに計6人が代表内定/日本選手権
◇第110回日本選手権(6月12~14日/愛知・パロマ瑞穂スタジアム)1日目 名古屋アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手の1日目が行われ、新たに6人の選手がアジア大会代表に内定した。 広告の下にコンテンツが続きます 女子 […]
2026.06.12
100m・山縣亮太は準決勝敗退 「根本的に見直していきたい」 今季最速の小池祐貴も届かず/日本選手権
◇第110回日本選手権(6月12~14日/愛知・パロマ瑞穂スタジアム)1日目 名古屋アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手の1日目が行われ、100m準決勝で山縣亮太(セイコー)が10秒25(+0.2)の3組6着、小池祐貴( […]
Latest Issue
最新号
2026年7月号 (6月12日発売)
特集 村竹&橋岡&諸田
インターハイ特集!