JALは8月31日、9月の東京世界選手権に内定している女子やり投の北口榛花、男子110mハードルの村竹ラシッド、男子200mの鵜澤飛羽に向けた壮行会を行い、その後選手が報道陣の取材に応じた。
合宿先のトルコからリモートで出席した北口。6月に右肘を痛め、その後は2ヵ月試合から遠ざかった。8月20日のDLローザンヌで復帰して50m93の10位、1週間後のDLファイナル(チューリヒ)は60m72の6位だった。
復帰2試合を終え、「チューリヒでやっと普通の投げができた」と振り返る。7月のメディカルチェックでは「(世界選手権に)間に合わないことはない」と言われたそうで、「出られるかどうかはあまり気にしていませんでした」と言い、それよりも「自分の満足する記録を投げられるかどうか。出る以上はそれなりの記録を投げないといけない」と、パフォーマンスの部分での不安が募ったという。
投てき練習を再開してからは「痛めた箇所は痛くないのですが、動かせていなかったところがあって、思いっきり投げられないというのが続いていました。一番はもう一度ケガをすると戻れないというのが怖かったです。それで練習だと安全に投げてしまっていました」。
そうした恐怖心を打ち消すためにもDL2試合にしっかり出場。「試合でないと取り戻せないと思っていましたし、やっと普通に振り切れるところまできたのは価値があった。2試合出たことは間違っていないと思います」とうなずく。
投げられない間は「もともと課題だった下半身や体幹」など、「他の部分をトレーニングするしかなかった。それはプラスになっています」と言い、身体の状態は「腕以外はパリ五輪前よりも良い」とも。ここから本番までトルコで合宿を積む。「投げられる量を増やして、タイミングを取れるようにしていきたい」と調整していく。
23年ブダペスト世界選手権、そして昨年のパリ五輪と連勝してきた北口。「ケガをしても目標は変わらず金メダル。シーズンベスト(64m63)以上投げないと届かないと思っているのでしっかり準備していきます」。壮行会では「やっぱり一番が好き」と北口。国立競技場に満開の笑顔を咲かせるつもりだ。
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