2025.08.30

試練の時期へ経て、初の三大駅伝へ
池間は沖縄出身で、宮崎・小林高卒。高校時代は全国高校駅伝1区、全国都道府県対抗男子駅伝では5区区間5位と力走した。ルーキーシーズンの昨年は関東インカレ5000mに出場(16位)したが、箱根駅伝にはエントリーしながら出走はできなかった。
昨年度は8月中旬に脚を痛め、10月の予選会はメンバー外に。箱根駅伝も16人のメンバー入りは果たしたものの、大会10日前のポイント練習で思うように走れず、1区にエントリーされながらも当日変更で走ることができなかった。
「同じ学年の玉目(陸)、川原(琉人)が大事な2、5区を任されていて、すごく悔しい気持ちと、自分も走りたい思いが強くなりました」と振り返る池間。今まではロードや長い距離への苦手意識もあったが、2月の日本学生ハーフマラソンでは1時間2分48秒をマークした。
「まだハーフは1回しか走ったことはないですが、練習でも距離を踏めるようになっているし、少しずつ不安もなくなってきました」。駅伝シーズンに向けても、「ロードでもしっかり走れるところを見せたいです」と意欲を見せている。
今季、チームが掲げる目標は「箱根駅伝5位以内」。宮古島大学駅伝でも1区で区間賞を獲得したように、フラットなコース、集団走を得意とする池間が目指すのは当日変更で外れた1区だ。
「箱根で目標を達成するには、予選会も上位で通過しないといけませんし、今年はその力になりたいです。全日本は特に走りたい区間などのイメージはないですが、箱根の1区を考えると、全日本でも1区を経験することを考えています」
トラックでは一定の結果を出しつつも、どこか不完全燃焼感も残った。その想いもすべてぶつける駅伝シーズン。池間が順大の突破口となる。

宮古島大学駅伝では1区で区間賞を獲得した池間
◎いけま・りいと/2005年11月15日生まれ、沖縄県八重瀬町出身。東風平中→宮崎・小林高→順大。自己記録5000m13分36秒26、10000m28分29秒80、ハーフマラソン1時間2分48秒。
文/田中 葵

5000mで大幅自己新、日本選手権も出場
7秒差でシード権を逃し、雪辱のシーズンとなる順大で、池間凛斗(2年)はトラックシーズンで確かな存在感を示した。 3月下旬に行なわれた日体大長距離競技会5000mで13分36秒26の自己新をマークすると、5月の全日本大学駅伝関東選考会では、3組3着と好走して、チームの本戦出場にも貢献。6月の日本インカレ5000mでは8位入賞を果たし、7月の日本選手権にも出場を果たした。 「1~3月に継続して練習できたことが、トラックの成果につながったと思います。飛び抜けて良い結果ではないですが、5000mではタイムも出せましたし、今までよりも安定した走りができるようになったと思います」 だが、そんな池間の活躍に、長門俊介駅伝監督からは、意外な言葉が返ってきた。 「3月にあのタイムで走ったので、一気にブレイクするかと思いましたが、実は4月にコロナにかかって、そこから少し状況が変わってしまいました。そういう意味ではちょっと残念なトラックシーズンだったと思います」 4月中旬にコロナウィルスに罹患してから、「ずっと呼吸がしづらい状態が続きました」と池間。しばらく練習をこなせない時期もあり、関東インカレ1部5000mは13位。その後のレースでは結果を出したものの、「状態が上がらず、タメを作るようなこともできなかったです」と長門監督は振り返る。 さらに日本選手権後には、トラックシーズンの疲労も蓄積し、8月から突入した夏合宿も、「そこからまた立ち上げ始めた感じで、まだ万全ではないです」と現状を語る池間。それでも呼吸がうまくできない症状は改善の傾向を見せており、「2次合宿に入ってから、少しずつ動きも良くなってきているので、ここからさらに上げていきたいです」と前を向いている。試練の時期へ経て、初の三大駅伝へ
池間は沖縄出身で、宮崎・小林高卒。高校時代は全国高校駅伝1区、全国都道府県対抗男子駅伝では5区区間5位と力走した。ルーキーシーズンの昨年は関東インカレ5000mに出場(16位)したが、箱根駅伝にはエントリーしながら出走はできなかった。 昨年度は8月中旬に脚を痛め、10月の予選会はメンバー外に。箱根駅伝も16人のメンバー入りは果たしたものの、大会10日前のポイント練習で思うように走れず、1区にエントリーされながらも当日変更で走ることができなかった。 「同じ学年の玉目(陸)、川原(琉人)が大事な2、5区を任されていて、すごく悔しい気持ちと、自分も走りたい思いが強くなりました」と振り返る池間。今まではロードや長い距離への苦手意識もあったが、2月の日本学生ハーフマラソンでは1時間2分48秒をマークした。 「まだハーフは1回しか走ったことはないですが、練習でも距離を踏めるようになっているし、少しずつ不安もなくなってきました」。駅伝シーズンに向けても、「ロードでもしっかり走れるところを見せたいです」と意欲を見せている。 今季、チームが掲げる目標は「箱根駅伝5位以内」。宮古島大学駅伝でも1区で区間賞を獲得したように、フラットなコース、集団走を得意とする池間が目指すのは当日変更で外れた1区だ。 「箱根で目標を達成するには、予選会も上位で通過しないといけませんし、今年はその力になりたいです。全日本は特に走りたい区間などのイメージはないですが、箱根の1区を考えると、全日本でも1区を経験することを考えています」 トラックでは一定の結果を出しつつも、どこか不完全燃焼感も残った。その想いもすべてぶつける駅伝シーズン。池間が順大の突破口となる。 [caption id="attachment_131366" align="alignnone" width="800"]
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.29
千明龍之佑が8月末でGMOインタネットグループ退部 「3年間は貴重な経験」
2025.08.29
編集部コラム「8月も終わり」
-
2025.08.29
-
2025.08.29
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.24
-
2025.08.25
-
2025.08.25
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.27
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.29
千明龍之佑が8月末でGMOインタネットグループ退部 「3年間は貴重な経験」
8月29日、GMOインターネットグループは8月31日付で所属する千明龍之佑が退部することをSNSで発表した。 千明は2000年生まれの25歳。群馬・東農大二高時代は、高3のインターハイ、国体の5000mでいずれも8位入賞 […]
2025.08.29
編集部コラム「8月も終わり」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.08.29
【プレイバック世界陸上】―22年オレゴン―“鳥人”デュプランティスが世界新で初V やり投・北口榛花が銅メダルの大偉業 男子20km競歩は金銀
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.08.29
U20東アジア選手権日本代表が発表!清水空跳、西岡尚輝、古賀ジェレミーらホープたち選出、香港で躍動なるか
U20東アジア選手権日本代表選手をチェック! ●男子 100m 清水空跳(星稜高2石川) 100m 西岡尚輝(筑波大1) 200m 濱椋太郎(法大1) 200m 植松康太(中大2) 400m 白畑健太郎(東洋大2) 40 […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99