◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 3日目
東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子400mハードルは後半力強く抜け出した小川大輝(東洋大)が自己ベストタイの48秒61で2年ぶり2度目の頂点に立った。
上位陣の力が拮抗し白熱した展開が予想された決勝のレース。小川は「前半からを意識しました」と、7レーンで先行する井之上駿太(富士通)を内側の5レーンからしっかり距離間を保って追走する。10台目のハードルを越えたところで逆転し、トップでフィニッシュ。それでも、目標としていた世界選手権参加標準記録(48秒50)にはわずかに及ばずに天を仰いだ。
昨年のパリ五輪代表で、6月の日本インカレでも2年ぶりの優勝を飾っていた小川。今季は「パリ五輪は前半に置いていかれ、それでは世界で戦っていけないと思い知らされました」と言う経験を踏まえ、「もともと後半型でしたが、前半から積極的にいくことを意識してレースを進めています」。5月の木南記念でマークした48秒61を筆頭に、日本インカレでも48秒95、今回も予選の48秒73と安定感が増すなど実力をつけている。
「前半からリズム良く行けましたが、課題の200~300mのつなぎの部分がうまくいきませんでした」と唇を噛む。しかし、48秒前半から47秒台を出すために、残された課題はそのポイントのみだ。
今大会での内定はならなかったが、「ポイントのランキングで出場が決まっても、認めてもらえません。しっかり標準を切って、勝負できる記録を持って東京世界選手権に臨みたいです」と力を込める。
この週末から欧州遠征に出る。「海外で良いレースをして、確実に標準を突破したい。しっかり経験を積んで本番に生かしたいです」。国立でつかんだ自信を胸に、さらなる飛躍を誓っていた。
文/花木 雫
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