◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)4日目
学生日本一を決める日本インカレの最終日4日目が行われ、男子400mハードルは小川大輝(東洋大)が48秒95で2年ぶりの優勝を飾った。
2年生で制した2年前は、豊田兼(慶大/現・トヨタ自動車)と同種目史上初の同時優勝だったが、今回は単独でのタイトル獲得。後輩の下田隼人、栁田聖人が4、7位でのフィニッシュとなり、「『ワン・ツー・スリーを取ろう』と話していた」という目標は達成できなかったものの、「最終学年で優勝を取らないといけないと思っていました取れて良かったです」と振り返る。
ただ、笑顔はない。「(東京世界選手権の)参加標準記録を狙っていたので、そこに届かなかったのが悔しい」。ターゲットにした48秒50にとどかず、唇を噛んだ。
序盤から主導権を握り、前回1年生優勝を飾った渕上翔太(早大)らを寄せつけない。昨年のパリ五輪代表としての実力を示す盤石のレースだった。「調子は上がってきている」という手応えもあっただけに、記録への悔しさがつのる。
それでも、「今季はいい流れで来ている」ことに手応えはある。5月11日の木南記念では学生歴代9位の48秒61をマーク。同じ日程で行われた関東インカレを回避して臨んだレースで、送り出してくれたチームへの感謝を胸に秘めて臨んだ。
だからこそ、世界への思いを強くする。「日本選手権では標準突破と優勝を目指してがんばりたい」。そう言葉に力を込めた。
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