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2025.06.01

27歳・宮城辰郎が日本GP初V!自己新10秒14で大接戦制し「日本選手権では決勝に進みたい」/布勢スプリント
27歳・宮城辰郎が日本GP初V!自己新10秒14で大接戦制し「日本選手権では決勝に進みたい」/布勢スプリント

布勢スプリント男子100mA決勝を制した宮城辰郎(写真中央)

◇布勢スプリント2025(6月1日/鳥取・ヤマタスポーツパーク競技場)

日本グランプリシリーズの布勢スプリント2025が行われ、男子100mA決勝は10秒14(+1.3)の自己新をマークした宮城辰郎(日星電気)が3連覇を狙った鈴木涼太(スズキ)を1000分の1秒差で抑え、優勝を飾った。

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「自分がやりたいレースをしたら、なんとなくのタイムと結果がついてくるかなと思っていました。それがまさかこれだけ自己記録も更新できて、優勝できた。成長を実感できているなと実感できて良かったです」。宮城はそうはにかみながら振り返った。

「グランプリの決勝自体も初」という中で、鈴木だけでなく、今季存在感を見せる桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)、ケガからの復活を懸ける日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)、多田修平(住友電工)ら実力者がそろうなか、10秒17の自己新で3位だった三輪颯太(埼玉陸協)を含め上位6人が0.05秒差以内でフィニッシュする大混戦を勝ち抜き、「正直ビックリしています」。

静岡・浜松西高ではインターハイの出場経験はなく、中大では3年時に日本インカレ4×100mリレー優勝メンバーに名を連ねると、4年時には日本学生個人選手権5位入賞を果たしている。

社会人になってからはルーキーイヤーの2020年に全日本実業団対抗選手権で5位に入賞しているが、その後は目立った成績を残せていなかった。それでも今季は、5月の中部実業団対抗選手権で10秒22と大学4年時に出した自己記録(10秒25)を6年ぶりに更新すると、今大会の予選で追い風2.2mの参考記録ながら10秒15をマーク。決勝では公認で自身初の10秒1台をマークする大躍進を見せた。

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7月に控える日本選手権では、まだ決勝の舞台に立ったことがない。「ここからしっかりと練習を積んで、決勝にしっかりと進めたらと思っています」と話す27歳は、しっかりと前を見据えた。

◇布勢スプリント2025(6月1日/鳥取・ヤマタスポーツパーク競技場) 日本グランプリシリーズの布勢スプリント2025が行われ、男子100mA決勝は10秒14(+1.3)の自己新をマークした宮城辰郎(日星電気)が3連覇を狙った鈴木涼太(スズキ)を1000分の1秒差で抑え、優勝を飾った。 「自分がやりたいレースをしたら、なんとなくのタイムと結果がついてくるかなと思っていました。それがまさかこれだけ自己記録も更新できて、優勝できた。成長を実感できているなと実感できて良かったです」。宮城はそうはにかみながら振り返った。 「グランプリの決勝自体も初」という中で、鈴木だけでなく、今季存在感を見せる桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)、ケガからの復活を懸ける日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)、多田修平(住友電工)ら実力者がそろうなか、10秒17の自己新で3位だった三輪颯太(埼玉陸協)を含め上位6人が0.05秒差以内でフィニッシュする大混戦を勝ち抜き、「正直ビックリしています」。 静岡・浜松西高ではインターハイの出場経験はなく、中大では3年時に日本インカレ4×100mリレー優勝メンバーに名を連ねると、4年時には日本学生個人選手権5位入賞を果たしている。 社会人になってからはルーキーイヤーの2020年に全日本実業団対抗選手権で5位に入賞しているが、その後は目立った成績を残せていなかった。それでも今季は、5月の中部実業団対抗選手権で10秒22と大学4年時に出した自己記録(10秒25)を6年ぶりに更新すると、今大会の予選で追い風2.2mの参考記録ながら10秒15をマーク。決勝では公認で自身初の10秒1台をマークする大躍進を見せた。 7月に控える日本選手権では、まだ決勝の舞台に立ったことがない。「ここからしっかりと練習を積んで、決勝にしっかりと進めたらと思っています」と話す27歳は、しっかりと前を見据えた。

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