◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)2日目
2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、男子ハンマー投は中川達斗(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が71m97で銀メダル、福田翔大(住友電工)が71m89で銅メダルに輝いた。
日本勢が2、3位を争う展開で、6投目に71m97を投じた中川が福田をわずか8cm逆転した。中川は「初めての日本代表でメダルを取れたのは競技人生で大きなポイントになります」と実感を込める。
しかし、昨年投じた73m35には届かず、「記録は自己ベストから遠いので悔しいです」。サークルへの対応に苦戦し、前半は69m87にとどまったが、後半にかけて記録を伸ばした。「後半やっと合わせられました。まだ、ターンで足をつかむ時間が長いので、それを修正していきました」と話す。
兵庫・姫路工ではインターハイで2位に入り、九州共立大院では日本インカレ2連覇。昨年は日本選手権で初優勝を飾るなど、国内トップレベルに成長を遂げてきた。
初めて日の丸を背負い、「世界の選手を見て実力不足も感じました。3、4回転目を加速していくように練習したいです」と強調。「今後の試合で自己ベストを投げていきたいです」と先を見据えていた。
2大会連続のアジア選手権となった福田は、71m89から記録を伸ばしていくことができなかった。
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