2025.02.07
女子3000m障害の吉村玲美(クレーマージャパンTC)が2月7日、現役を引退すると所属先のホームページで発表した。
神奈川県出身の吉村は、中学時代はバスケットボール部だったが、進学した神奈川・白鵬女高で活躍。2、3年時に全国高校駅伝で1区を走り、3年時にはインターハイで1500m6位、3000mは7位と2種目で入賞した。
大東大進学後は本格的に3000m障害に取り組み、1年時の日本選手権で優勝し、2019年ドーハ世界選手権に出場。日本インカレでは1年時から3連覇を果たし、大学4年時の22年にはオレゴン世界選手権で代表入りしている。
卒業後の23年からはクレーマージャパンとプロ契約を結んで、母校を拠点に活動。同年の日本選手権を制して、アジア選手権で銅メダルを獲得し、24年の日本選手権でも優勝を飾っていた。3000m障害の自己記録は22年にマークした日本歴代5位、日本学生記録の9分39秒86。
吉村はホームページで「この度、高校から始めた陸上競技を現役引退することにいたしました。この9年間の経験を糧に新たな道を歩いていこうと思います。たくさんの応援ありがとうございました」などと綴っている。
吉村玲美のコメント全文をチェック!
いつもあたたかいご声援ありがとうございます。 この度、高校から始めた陸上競技を現役引退することにいたしました。 陸上競技を始めて一度も海外に行ったことのない私に、海外での試合やトレーニング等、貴重な経験を積ませていただきました。競技生活を通じてたくさんの素敵な人たちと巡り逢い、大学時代からお世話になったクレーマージャパンでの2年間は私にとって大切な宝物です。 この9年間の経験を糧に新たな道を歩いていこうと思います。 たくさんの応援ありがとうございました。 吉村玲美
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.05.20
トーエネックの河合拓巳が引退 ニューイヤー駅伝に2度出場「充実した競技生活を送ることができました」
5月20日、トーエネックは所属する河合拓巳が退部したことを発表した。 河合は26歳。愛知・豊橋工高から本格的に走りはじめ、3年時には県高校駅伝1区3位の実績を残す。大学は駿河台大に進み、1年目から箱根駅伝の予選会のメンバ […]
2025.05.20
サニブラウンが渡米 世界陸上まで4ヵ月切り「危機感足りない」日本選手権に向け転戦予定
男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が5月20日、拠点とする米国へと向かうにあたり取材に応じた。 18日のセイコーゴールデングランプリについては「左ハムストリングスの付け根の張りがあった」ことで棄権。「ウ […]
2025.05.20
【プレゼント】クレーマージャパンの 「2025サマーウェア(ボタンダウンポロシャツ)」/2025年6月号
クレーマージャパンは、これから迎える本格的な夏シーズンに向けて「2025サマーウェア」のボタンダウンポロシャツおよび半袖Tシャツの受注生産をオンラインショップでスタートした。 ボタンダウンポロシャツは落ち着いたカラーリン […]
2025.05.19
インターハイ都府県大会 明日は鹿児島 週末は各地で一挙開催 愛知、大阪、福岡はハイレベルな戦いの予感
広島インターハイ(7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島=広島広域公園陸上競技場)を目指し、各地で都府県大会が行われている。 ここまで関東8都県と岐阜が終了し、今週以降はさらに大会が集中する。この1週間の […]
2025.05.19
【男子110mH】木村立樹(桜浜中2) 14秒29=中2歴代5位
5月17日に三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢・陸上競技場で行われた第2回南勢記録会の中学男子110mハードルで、中学2年生の木村立樹(桜浜中)が中2歴代5位となる14秒29(+1.8)をマークした。 木村は昨年9 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析