HOME 国内、大学

2025.01.26

中地こころ1時間9分58秒の学生歴代2位でV 学生駅伝2冠の立命大勢上位独占/関西学生ハーフ
中地こころ1時間9分58秒の学生歴代2位でV 学生駅伝2冠の立命大勢上位独占/関西学生ハーフ

中地こころ(25年関西学生ハーフ)

◇第6回関西学生ハーフマラソン(2025年1月26日/大阪)

大阪ハーフマラソンと同時開催の第6回関西学生ハーフマラソン選手権大会が行われ、女子は昨年の学生駅伝で2冠を獲得している立命大のメンバーが上位を独占した。なかでも、このレースが立命大のユニフォームを着て最後となった中地こころ(4年)が学生歴代2位の1時間9分58秒で2位。学生記録(1時間9分29秒/2001年)を持つ藤永佳子(筑波大)以来、2人目の1時間10分切りで飾った。

今回が初のハーフとなった中地。学生歴代6位の好記録となる1時間10分17秒で2位に入った同じ4年生の福永楓花とともに「3分20秒切りのペースをいけるところまで刻もうと力を合わせて走っていました」。15kmまで5km16分30秒台で刻む。

広告の下にコンテンツが続きます

18km手前で、「沿道から『1時間10分を切れるよ』と声を掛けてもらったので、きつかったですが、残りの力を振り絞っていきました」と、1km3分15秒前後までペースアップ。「ラストは、これで本当に立命のユニフォームも最後なんだなぁとしみじみと感じながら走っていました」と振り返る。

中地は「ともに歩んできた福永がいたから出せたタイムです。この1年間は、福永や4年生を中心にみんなで考えながら取り組んできた成果が駅伝と合わせ、学生最後の個人のレースでも出せて良かったです」と笑顔を見せた。

立命大勢では土屋舞琴(3年)も1時間10分44秒の学生歴代8位で3位と健闘。先輩たちの意思は確実に後輩たちへ受け継がれた。

中地は大学駅伝2冠に加え、1月12日の全国都道府県対抗女子駅伝でも京都の1区を務めVに貢献。個人レースでも好走して大学生活を締めくくった。

卒業後は実業団の名門、シスメックスに進む。「日本トップのマラソン選手は、私のハーフの2回分よりも速いタイムで走る。自分も将来的には、そうした方々とマラソンで勝負できるよう一つひとつ階段を上っていきたい」と意気込んだ。

文/花木雫

◇第6回関西学生ハーフマラソン(2025年1月26日/大阪) 大阪ハーフマラソンと同時開催の第6回関西学生ハーフマラソン選手権大会が行われ、女子は昨年の学生駅伝で2冠を獲得している立命大のメンバーが上位を独占した。なかでも、このレースが立命大のユニフォームを着て最後となった中地こころ(4年)が学生歴代2位の1時間9分58秒で2位。学生記録(1時間9分29秒/2001年)を持つ藤永佳子(筑波大)以来、2人目の1時間10分切りで飾った。 今回が初のハーフとなった中地。学生歴代6位の好記録となる1時間10分17秒で2位に入った同じ4年生の福永楓花とともに「3分20秒切りのペースをいけるところまで刻もうと力を合わせて走っていました」。15kmまで5km16分30秒台で刻む。 18km手前で、「沿道から『1時間10分を切れるよ』と声を掛けてもらったので、きつかったですが、残りの力を振り絞っていきました」と、1km3分15秒前後までペースアップ。「ラストは、これで本当に立命のユニフォームも最後なんだなぁとしみじみと感じながら走っていました」と振り返る。 中地は「ともに歩んできた福永がいたから出せたタイムです。この1年間は、福永や4年生を中心にみんなで考えながら取り組んできた成果が駅伝と合わせ、学生最後の個人のレースでも出せて良かったです」と笑顔を見せた。 立命大勢では土屋舞琴(3年)も1時間10分44秒の学生歴代8位で3位と健闘。先輩たちの意思は確実に後輩たちへ受け継がれた。 中地は大学駅伝2冠に加え、1月12日の全国都道府県対抗女子駅伝でも京都の1区を務めVに貢献。個人レースでも好走して大学生活を締めくくった。 卒業後は実業団の名門、シスメックスに進む。「日本トップのマラソン選手は、私のハーフの2回分よりも速いタイムで走る。自分も将来的には、そうした方々とマラソンで勝負できるよう一つひとつ階段を上っていきたい」と意気込んだ。 文/花木雫

女子ハーフマラソン日本学生10傑をチェック!

1.09.29 藤永佳子(筑波大2) 2001.12.16 1.09.58 中地こころ(立命大4+) 2025. 1.26 1.10.00 田中真知(名城大2+) 2004. 2.29 1.10.10 飛田凜香(立命大4+) 2023. 1.29 1.10.13 曽谷真理(城西大4) 1997.10. 4 1.10.17 福永楓花(立命大4+) 2025. 1.26 1.10.34 野村沙世(名城大4+) 2012. 2. 5 1.10.44 土屋舞琴(立命大3+) 2025. 1.26 1.10.49 上田雪菜(筑波大4+) 2020. 1.26 1.10.50 北川星瑠(大阪芸大3+) 2023. 3.19

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.02

東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]

NEWS Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

2025.12.02

Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

Hondaは12月2日、来年4月1日に入部する選手として、法大の大島史也、東海大の花岡寿哉と兵藤ジュダの3選手を発表した。 大島は千葉・専大松戸高出身。今年は関東インカレ5000mで7位入賞などがある。5000mは13分 […]

NEWS 約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!

2025.12.02

約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!

ミズノは12月2日、3D形状のフルレングスカーボンプレートを搭載したスピードランナー向けの新レーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズを12月19日に全国のミズノランニング品取扱店で発売することを発表した。 近年の […]

NEWS サニブラウンが熱血アドバイス「成功し続けて最終的にトップに残る人はほとんどいない」失敗と挑戦のススメ

2025.12.01

サニブラウンが熱血アドバイス「成功し続けて最終的にトップに残る人はほとんどいない」失敗と挑戦のススメ

日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 同プログラムは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタート。こ […]

NEWS 高1の松下碩斗と後藤大樹がダイヤモンドアスリートNextage新規認定「小さな目標からステップアップ」

2025.12.01

高1の松下碩斗と後藤大樹がダイヤモンドアスリートNextage新規認定「小さな目標からステップアップ」

日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にス […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top