2025.01.17
◇天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝(1月19日/広島・平和記念公園前発着:7区間48.0km)
中学生から高校生、社会人・大学生のランナーがふるさとのチームでタスキをつなぐ全国都道府県男子駅伝が1月19日に行われる。1996年に始まり、コロナ禍による2度の中止を挟んで今回は第30回大会。節目の大会を前に、1月8日に発表されたエントリー選手を元にレースを展望していく。
軸となりそうなのは、中止を挟んで“3連覇中”の長野だ。全国高校駅伝2連覇の佐久長聖高でVメンバーだった濵口大和、佐々木哲、篠和真、石川浩輝(いずれも3年)を登録。ここから3人が走ることになる。中学生も登録された選手はいずれも3000m8分30秒台。ポイントは社会人・大学生の2区間。“4連覇”へ花岡寿哉(東海大)や伊藤大志(早大)らが実力を発揮できるか。
その社会人・大学生が強力なのが熊本。九州学院高OBの井川龍人(旭化成)と鶴川正也(青学大)といずれも正月の駅伝の中心選手がエントリーされた。また、九州学院高現役生も5000m13分47秒73の榅山一颯(3年)と全国高校駅伝3区区間3位の門間蒼大(2年)ら力のある選手をそろえており、初優勝の可能性もある。
千葉も高校生、社会人の実力者を登録。高校生では全国高校駅伝1区区間賞の鈴木琉胤(八千代松陰高3)と同1区8位の阿部宥人(西武台千葉高3)が、社会人には羽生拓矢(トヨタ紡織)が名を連ねた。初Vへは、鈴木や阿部の区間で流れを引き寄せられるかがカギとなりそうだ。
また、岡山も見逃せない。社会人・学生では箱根駅伝2区で快走した黒田朝日(青学大)、高校生は倉敷高勢、中学生も3000m8分30秒台の選手をそろえた。また黒田の弟・然(青学大)も登録。黒田兄を中心に上位争いに加わることができるか。
中学・高校生の陣容では京都も選手がそろえている。特に井上朋哉(3年)や三宅悠斗(3年)ら洛南高勢が実力を発揮できれば、レースを盛り上げそうだ。
このほか、本田桜二郎(大牟田高2)や辻誉(福岡第一高3)ら高校生が強力な福岡、全日本実業団対抗駅伝1区区間賞の長嶋幸宝(旭化成)や新妻遼己(西脇工高2)を擁する兵庫、菊地駿弥(中国電力)や世羅高勢がエントリーした地元・広島、吉田星(東海大札幌高1)や箱根駅伝3区区間賞の本間颯(中大)がエントリーしている北海道も上位で走る力を持っている。
さらに、10000m日本記録保持者・塩尻和也(富士通)や清水歓太(SUBARU)ら社会人が強力な群馬、3000m中学記録保持者・稲垣翔馴(KERT・3)を擁する神奈川、仙台育英高勢や吉居大和(トヨタ自動車)が入った宮城、増子陽太(2年)ら学法石川高勢に山口智規(早大)が登録された福島も上位をうかがう。
個人ではマラソン日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)が愛媛から、パリ五輪10000mに出場した葛西潤(旭化成)は大阪からエントリーしている。
なお一部チームでは、コンディション不良などを理由に、エントリー発表後に登録選手を入れ替えているところもあり、顔触れが変わる可能性がある。明日1月18日のオーダー発表に注目だ。
レースは広島・平和記念公園前を発着点に厳島神社を臨む宮島口や、ユネスコの世界文化遺産・原爆ドーム前、広島城前などを結ぶ7区間48.0kmで行われる。
各区間の担当は、1区(7km)→ジュニアA(高校生世代)、2区(3km)→ジュニアB(中学2、3年生)、3区(8.5km)→社会人・大学生、4区(5km)と5区(8.5km)→ジュニアA、6区(3km)→ジュニアB、7区(13km)→社会人・大学生。
スタートは12時30分。大会の模様はNHK総合で12時15分から生中継される。
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