2025.01.17
1月17日、三菱重工がチームのSNSを更新し、的野遼大、目良隼人、江島崚太の3人が2月中のレースをもって引退することを発表した。
的野は長崎県五島市出身の32歳。07年の全中800m、1500m2冠、ジュニア五輪800mでも優勝するなど早くから活躍し、諫早高でも1500mでインターハイ4位、アジアジュニア選手権2位と輝かしい成績を残した。駅伝でも中学からのチームメイトである林慎吾(現・安川電機マネージャー)とともに、3年連続で都大路出場を果たしている。
順大では1500mで日本インカレ入賞を飾る一方、10000mやロードにも取り組み12年の箱根駅伝では7区7位と力走した。卒業後は地元・長崎の三菱重工に入社し、日本選手権では1500mで2回、5000mで1回の入賞したほか、ニューイヤー駅伝、都道府県対抗駅伝でも活躍。24年春からはコーチ兼任で競技を続け、今年1月のニューイヤー駅伝でも6区区間7位と快走を見せていた。
引退レースは2月16日の長崎県下郡市対抗駅伝で、郷里の五島市代表として出場する予定だという。
目良は的野と同学年だが、長崎・川棚高から高卒で入社。チーム内で徐々に力をつけ、14年のニューイヤー駅伝に初出場を果たす。18年にはアジアクロカンに日本代表として出場したほか、19年のニューイヤー駅伝でチームが2位に入った際も3区を務めて貢献している。
28歳の江島は諫早高、國學院大出身。中学時代は全中駅伝で3位(2区区間2位)の実績を持ち、箱根駅伝にも2度出場した。23年の延岡西日本マラソンでは3位と健闘。同年には5000mで自己記録も更新していた。
目良は2月9日の延岡西日本マラソン、江島は2月2日の別府大分毎日マラソンで引退レースを迎える。
三菱重工は1982年に三菱重工長崎駅伝部として創部され、88年にマラソン部に改称。ニューイヤー駅伝にはこれまで29回出場。今年は7位に入った。
※記事を一部修正しました
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