2024.12.17
12月17日、関東学連は来秋開催予定の第102回箱根駅伝予選会における参加標準記録について、新たにハーフマラソンでの標準記録を追加すると発表。各校のエントリー者全員(10名以上)がトラックでの10000m34分00秒以内か、ハーフで1時間13分00秒以内の公認記録を有することが条件となった。
箱根駅伝の予選会は1955年の第32回大会から歴史がスタート。1990年代半ばまでは、選手が10人そろえば予選会への出場が可能で、陸上部に所属する短距離選手や投てき選手を数合わせとして登録することも珍しくなかった。
しかし、参加校が50校を超えるようになり大会運営に支障を来たしはじめたことから、1998年の第75回大会予選会から参加標準記録制を導入。当時は5000m18分以内が標準記録として設定された。
以降、参加校が増加するにつれ標準記録も引き上がり、76回以降は5000m17分以内もしくは10000m35分以内、87回大会からは5000m16分30秒00以内もしくは10000m34分00秒00以内と変更。95回からは5000mの記録での参加が認められなくなっていた。
近年、箱根駅伝予選会を目指す大学の選手たちは、気温の低い春や予選会直前となる9月の記録会で標準記録を目指すことが多かった。しかし、今回の参加資格変更により種目選択の幅が増えたことから、1月から3月に開催されるハーフマラソンで標準記録突破を狙う選手も多くなりそうだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.07
-
2025.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.12
國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」
ライフネット生命保険株式会社は12月12日、昨年から結んでいる國學院大陸上競技部とのスポンサーシップ契約を延長したと発表した。 2008年に開業したライフネット生命は、オンライン生保のリーディングカンパニーとして知られる […]
2025.12.12
全中3000mV出田隆之助擁する中京、前回8位の大淀、戦力充実の稲美北、常盤松などが有力 14日に中学駅伝日本一決定戦/全中駅伝男子展望
第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]
2025.12.12
京山が3連覇に向けて前進 東北勢初のトップ3目指す黒石野、初出場の男山三、鶴ヶ島藤が上位候補/全中駅伝女子展望
第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]
2025.12.12
豪州で18歳・ビークロフトが10000m競歩38分02秒68のU20世界新
12月11日、豪州シドニーで、ニューサウスウェールズ州10000m競歩選手権が行われ、I.ビークロフト(豪州)が38分02秒68のU20世界新記録をマークした。 ビークロフトは2007年生まれの18歳。競歩選手だった父の […]
2025.12.12
箱根駅伝初Vへ國學院大・前田康弘監督「ジョーカーにどう立ち向かっていくか」 主将・上原琉翔「先頭でタスキを」
第102回箱根駅伝で初優勝を狙う國學院大が12月12日、都内の渋谷キャンパスで壮行会と記者会見を開いた。 例年の合同による囲み取材形式から急遽、記者会見方式への変更。前田康弘監督は「今年は今のところ16人全員が元気で良い […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025