2024.11.16
関東高校駅伝は11月16日、群馬県前橋市の総合運動公園陸上競技場発着周回コースで行われ、男子(7区間42.195km)は、埼玉栄(埼玉)が2時間5分11秒で3年連続優勝を果たした。
埼玉栄は、1区(10km)を務めた岸本駿吾(3年)が29分15秒の区間賞発進。2区から4区もトップでタスキをつなぐと、5区(3.0km)の利根川悠樹(1年)、6区(5.0km)の岩田徠希(1年)のルーキー2区間で区間賞を獲得。一度も首位を譲ることなく、トップでフィニッシュテープを切った。
都県大会1位校を除いた最上位校に与えられる全国大会の地区代表争いは南関東地区が接戦に。千葉県大会2位の西武台千葉が3区(8.1075km)の山脇一徹(2年)が区間賞の走りで3人を抜き、2位に浮上すると、その後の区間でも順位を落とすことなく、初の都大路切符を手にした。3位には4区(8.0875km)の田中俊輔(3年)、7区(5.0km)の上岡煌(3年)が区間賞を獲得した市船橋(千葉)が入ったが、西武台千葉には12秒及ばなかった。
北関東地区は茨城県大会で2位の水戸葵陵が2区まで3番手と上位につけ、後半区間も粘りの走りで8位フィニッシュとなり、うれしい都大路行きを決めた。
女子(5区間21.0975km)は、白鵬女(神奈川)が1時間10分08秒で3連覇を達成した。1区(6.0km)の勝呂遥香(3年)がトップ発進。2区、3区で4位まで順位を落としたものの、4区(3.0km)を務めた、福岡インターハイ3000m4位のジェシンタ・ニョカビ(3年)が9分11秒の区間新記録を叩き出し、再び首位に浮上して逆転勝ちを収めている。
2位には、2区(4.0975km)で長濱心咲(2年)が区間賞を獲得した埼玉栄(埼玉)が、3位には5区(5.0km)で石川舞桜(2年)が区間賞を獲得した市船橋(千葉)がそれぞれ入った。
地区代表は、1時間10分34秒で4位の成田(千葉)が南関東地区、1時間12分00秒で11位の水城(茨城)が北関東地区代表として全国大会出場を手にした。成田は2年ぶり12回目、水城は2年連続5回目の都大路となる。
千葉県大会で2位だった成田は、1区の今西紗世(3年)がトップと3秒差の2位で好スタート。茨城県大会2位の水城は、全区間で大きく順位を落とすことなく、昨年に続く地区代表枠での全国出場となった。
全国大会は12月22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。なお、通例の都道府県代表のほかに、今年から男女ともに地区代表が出場する。
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