HOME 編集部コラム

2024.09.01

編集部コラム「チームジャパンの熱狂を満員の国立へ!」

毎週金曜日更新!?

★月陸編集部★

広告の下にコンテンツが続きます

攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第255回「チームジャパンの熱狂を満員の国立へ!(小川雅生)

 
つい先ほど、南米ペルーの首都リマで開催されたU20世界選手権が終わりました。日本勢はメダル3、入賞11、順位テーブルで総合10位という成績。パリ五輪に続いて、日本は世界の中で力を発揮した大会だったと言えるのではないでしょうか。

特に、猛暑の日本から、南米といえど季節としては真逆となる南半球への大移動。午後セッションの気温はかなり下がったようですので、コンディション作りは非常に難しかったのではないかと想像しています。それでも、これだけの成績を残し、自己新を出した選手も多くいました。男子棒高跳で銀メダルを獲得した吉田陸哉選手(関大)は自己新の5m35、5m40をいずれも1回で成功。サポートスタッフを含めた「チームジャパン」の総合力と経験は、素晴らしいものだと感じました。

パリ五輪では女子やり投の北口榛花選手(JAL)が金メダルを獲得し、陸上界だけでない注目の広がりを見せています。

広告の下にコンテンツが続きます

その中で、次代を担う選手たちがこれほどの活躍を見せたことは、来年の東京世界選手権に向けても追い風になるのではないでしょうか。

2025年9月13日の開幕まで、あと1年ちょっと。五輪の反響でチケット販売は好調のようです。1991年のように、国立競技場を満員にできるか。これは日本陸上界にとっての悲願であり、同時に未来の日本陸上界のためにも実現させなければいけない目標だと個人的には思っています。

選手のみなさんは競技で盛り上げてくれているので、それをいかに伝え、陸上人気を高めていけるかは我々の仕事。さまざまな企画、発信で、1人でも多くのファンが国立競技場に足を向けるきっかけを作っていきたい。3年前、無観客だった国立競技場は、トラックを駆け抜ける選手たちの足音がよく響いていたことを思い出します。パリでは、テレビを通じてもわかるぐらいにスタジアムは大歓声に包まれていました。スタッド・ド・フランスの熱狂を国立でも再現できれば、これ以上のことはありません。

大会のタイムテーブルが発表され、午前セッションがあるのは週末・祝日のみ。平日は午後セッションだけという、これまでの世界大会にはないスケジュールになりました。9月はまだまだ残暑と言うには暑すぎる日が続くでしょうし、夏休みではない時期での開催も考慮されたものでしょう。

9月13日、14日は東京ドームシティで1年前イベントが開催される予定で、これから「TOKYO 2025」のムーブメントがどんどん高まっていくはずです。

チケットは抽選ではなく先着。つまり“早い者勝ち”です! 世界陸上ファンID登録者(登録無料)が対象となる公式サイトやチケットぴあで購入可能なので、お早めに!

会場となる東京・国立競技場

小川雅生(おがわ・まさお)

月刊陸上競技編集部 部長
1977年7月12日生まれ、47歳。173cm、67kg、AB型。大阪府東大阪市で出生、兵庫県尼崎市育ち。塚口中→尼崎北高→甲南大。3つ年上の兄の影響で中学から陸上部に入り、大学まで取り組む(専門種目はハードル)。塚口中3年の時、OBで1992年バルセロナ五輪男子走幅跳代表の森長正樹さんの壮行会で生徒会長として花束を渡したが、当時の新聞には私の隣にいた書記のコメントが載っていたという実績を持つ。今季の健康診断では現状をキープ。自己新を目指して新たな取り組みをスタートさせた。

 

過去の編集部コラムはこちら

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。 暇つぶし程度にご覧ください!

第255回「チームジャパンの熱狂を満員の国立へ!(小川雅生)

  つい先ほど、南米ペルーの首都リマで開催されたU20世界選手権が終わりました。日本勢はメダル3、入賞11、順位テーブルで総合10位という成績。パリ五輪に続いて、日本は世界の中で力を発揮した大会だったと言えるのではないでしょうか。 特に、猛暑の日本から、南米といえど季節としては真逆となる南半球への大移動。午後セッションの気温はかなり下がったようですので、コンディション作りは非常に難しかったのではないかと想像しています。それでも、これだけの成績を残し、自己新を出した選手も多くいました。男子棒高跳で銀メダルを獲得した吉田陸哉選手(関大)は自己新の5m35、5m40をいずれも1回で成功。サポートスタッフを含めた「チームジャパン」の総合力と経験は、素晴らしいものだと感じました。 パリ五輪では女子やり投の北口榛花選手(JAL)が金メダルを獲得し、陸上界だけでない注目の広がりを見せています。 その中で、次代を担う選手たちがこれほどの活躍を見せたことは、来年の東京世界選手権に向けても追い風になるのではないでしょうか。 2025年9月13日の開幕まで、あと1年ちょっと。五輪の反響でチケット販売は好調のようです。1991年のように、国立競技場を満員にできるか。これは日本陸上界にとっての悲願であり、同時に未来の日本陸上界のためにも実現させなければいけない目標だと個人的には思っています。 選手のみなさんは競技で盛り上げてくれているので、それをいかに伝え、陸上人気を高めていけるかは我々の仕事。さまざまな企画、発信で、1人でも多くのファンが国立競技場に足を向けるきっかけを作っていきたい。3年前、無観客だった国立競技場は、トラックを駆け抜ける選手たちの足音がよく響いていたことを思い出します。パリでは、テレビを通じてもわかるぐらいにスタジアムは大歓声に包まれていました。スタッド・ド・フランスの熱狂を国立でも再現できれば、これ以上のことはありません。 大会のタイムテーブルが発表され、午前セッションがあるのは週末・祝日のみ。平日は午後セッションだけという、これまでの世界大会にはないスケジュールになりました。9月はまだまだ残暑と言うには暑すぎる日が続くでしょうし、夏休みではない時期での開催も考慮されたものでしょう。 9月13日、14日は東京ドームシティで1年前イベントが開催される予定で、これから「TOKYO 2025」のムーブメントがどんどん高まっていくはずです。 チケットは抽選ではなく先着。つまり“早い者勝ち”です! 世界陸上ファンID登録者(登録無料)が対象となる公式サイトやチケットぴあで購入可能なので、お早めに! [caption id="attachment_93506" align="alignnone" width="800"] 会場となる東京・国立競技場[/caption]
小川雅生(おがわ・まさお) 月刊陸上競技編集部 部長 1977年7月12日生まれ、47歳。173cm、67kg、AB型。大阪府東大阪市で出生、兵庫県尼崎市育ち。塚口中→尼崎北高→甲南大。3つ年上の兄の影響で中学から陸上部に入り、大学まで取り組む(専門種目はハードル)。塚口中3年の時、OBで1992年バルセロナ五輪男子走幅跳代表の森長正樹さんの壮行会で生徒会長として花束を渡したが、当時の新聞には私の隣にいた書記のコメントが載っていたという実績を持つ。今季の健康診断では現状をキープ。自己新を目指して新たな取り組みをスタートさせた。
  過去の編集部コラムはこちら

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.05

新潟医療福祉大14年連続全国へ 5000mレースで清水杏夏筆頭に上位ほぼ独占/全日本大学女子駅伝北信越地区選考会

第43回全日本大学女子駅伝対校選手権北信越地区選考会が7月5日、長野県佐久市の佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、新潟医療福祉大がトップとなり、14年連続14回目となる本大会の出場権を獲得した。 北信越地区からの全国大会 […]

NEWS 信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

2025.07.05

信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会

秩父宮賜杯第57回全日本大学駅伝の北信越地区選考会は7月5日、長野・佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、信州大が4時間15分59秒69で4大会連続16回目の本大会出場を決めた。 選考会には6校が出場し、各校最大10人がエ […]

NEWS やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

2025.07.05

やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投でディーン元気(ミズノ)が84m66で2位に入った。 広告の下にコンテンツが続きます 同 […]

NEWS 札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

2025.07.05

札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会

7月5日、札幌円山競技場で第37回出雲大学選抜駅伝の北海道地区予選会が行われ、札幌学大と北大が本戦の出場権を獲得した。 出雲駅伝の出場枠は前年度の大会成績によって振り分けられ、24年出雲駅伝で北海道学連選抜が14位に入っ […]

NEWS 﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

2025.07.05

﨑山雄太、大器覚醒の87m16!!「どうにかして投げてやる」伝説の記録に肉薄で世界陸上内定/日本選手権

◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投は﨑山雄太(愛媛県競技力本部)が初優勝を飾った。4回目に83m56を投げると、5回目に8 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top