◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)5日目
パリ五輪・陸上競技5日目のアフタヌーンセッションが行われ、男子200m予選6組に出場した鵜澤飛羽(筑波大)は20秒33(+0.1)で3着となり、8月7日の準決勝進出を決めた。
初五輪となった鵜澤が実力を発揮した。「決勝しか狙っていないので、着順で駒を進めればいいと思っていました。自分の走りができれば勝負できると思っていました」と大舞台でも落ち着いた走りを見せた。
スタートから鋭いコーナーリングで直線に入ったところで先頭争い。後半は上体にブレが生じて100m金メダルのノア・ライルズ(米国)らに逆転を許したものの、僅差の3着でフィニッシュ。「こういう雰囲気の中で、勝負強いところが試されていたと思います」と冷静に振り返った。
自己記録に0.10秒まで迫る20秒33にも「最後は周りを見る余裕がありました。着順取れればいいと思っていたので」と頼もしい。前半はライルズに引き離されず「意外と突っ込めましたね。練習の成果が出てきたのかなと思います」と話す。
昨年はアジア選手権で優勝し、ブダペスト世界選手権では準決勝に進出。今年は5月のセイコーGGPでフィニッシュ後に勢い余って転倒し、脳震とうと診断されて2週間の練習中断を余儀なくされたが、6月の日本選手権で2連覇を飾っていた。
「次(準決勝)は強い選手しかいないので、どれだけ自分の走りを貫けるか。決勝進出と末續(慎吾)さんの日本記録(20秒03)を超せるようにがんばりたいです」と力強い。
その末續が2003年の世界選手権で銅メダルに輝いたのがパリだ。21歳の若武者は花の都でどんな景色を見せてくれるだろうか。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.25
名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定
-
2025.12.25
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.21
早大が来春入部選手発表!高校駅伝1区激闘の増子陽太、新妻、本田がそろって加入!
2025.12.21
【大会結果】第76回全国高校駅伝・男子(2025年12月21日)
-
2025.12.21
-
2025.12.20
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.25
名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定
日本陸連は12月25日までに来年の名古屋アジア大会の派遣設定記録と、選考要項にかかる参考競技会について公開した。 来年9月19日から10月4日まで行われるアジア大会。日本開催は1994年の広島以来、32年ぶりとなる。陸上 […]
2025.12.25
箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大
関東学生陸上競技連盟(関東学連)は12月25日、箱根駅伝における「記念大会改革」と「出走チーム数増加」について発表した。 2028年の第104回大会から、これまで5年に1回だった記念大会を五輪イヤーの4回大会ごとに変更。 […]
2025.12.25
箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「山上り一本にかける」 箱根駅伝予選会の出場を回避した山梨学大のキャ […]
2025.12.25
箱根駅伝Stories/主将としてチームを牽引する立教大・國安広人 競技人生ラストラン「ずっと悔しい思いを持ってきた」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 華々しい記憶と挫折を経験 2023年の第99回大会で、立教大の55年 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
