HOME 海外

2024.06.30

ライルズ200m19秒53で2冠! ベドナレク、ナイトンも五輪切符 女子200mはトーマスV リチャードソン4位落選/全米五輪選考会
ライルズ200m19秒53で2冠! ベドナレク、ナイトンも五輪切符 女子200mはトーマスV リチャードソン4位落選/全米五輪選考会

23年世界選手権男子100mで金メダルを獲得したノア・ライルズ(米国)

◇全米五輪選考会(6/21~30、米国オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド)7日目

全米五輪選考会の7日目が行われ、男子200mはN.ライルズが大会新記録の19秒53(+0.5)で優勝を飾り、100mに続く2種目制覇を成し遂げた。

昨年の世界選手権では100m、200m、4×100mリレーで世界一に輝いているライルズ。パリ五輪でも複数種目での金メダルを狙うスターは、200mでも強さを示した。

広告の下にコンテンツが続きます

序盤はスタートを得意とするC.コールマンが飛び出し、その後は100m2位のK.ベドナレクがリード。直線に入った時点でライルズは3番手だった。しかし、ライルズは130m付近でコールマンをかわすと、150m過ぎにはベドナレクも抜いてトップへ。優勝タイムは1996年にM.ジョンソンが樹立した大会記録(19秒66)を28年ぶりに更新するタイムとなった。

2位のベドナレクも19秒59と世界歴代10位の好タイムで、100mに続くパリ五輪出場が決定。3位にはドーピング騒動で出場も危ぶまれたE.ナイトンが19秒77で入った。また、コールマンは19秒89で、100mと同じく4位で涙をのんだ。

女子200mはG.トーマスが21秒81(+0.6)で快勝。B.ブラウンが自己新の21秒90で2位、M.ロングが21秒91で3位と21秒台をマークした3人がパリ五輪代表に決定した。一方、今大会の100m優勝者で、昨年の世界選手権では3位に入っているS.リチャードソンは22秒16の4位に甘んじ、この種目での五輪出場を逃している。

このほか、女子走幅跳はT.デイヴィス・ウッドホールが7m00(+2.6)で優勝。女子砲丸投世界選手権2連覇中のC.ジャクソン(旧姓:イーリー)は20m10で順当にパリ五輪出場を決めた。

◇全米五輪選考会(6/21~30、米国オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド)7日目 全米五輪選考会の7日目が行われ、男子200mはN.ライルズが大会新記録の19秒53(+0.5)で優勝を飾り、100mに続く2種目制覇を成し遂げた。 昨年の世界選手権では100m、200m、4×100mリレーで世界一に輝いているライルズ。パリ五輪でも複数種目での金メダルを狙うスターは、200mでも強さを示した。 序盤はスタートを得意とするC.コールマンが飛び出し、その後は100m2位のK.ベドナレクがリード。直線に入った時点でライルズは3番手だった。しかし、ライルズは130m付近でコールマンをかわすと、150m過ぎにはベドナレクも抜いてトップへ。優勝タイムは1996年にM.ジョンソンが樹立した大会記録(19秒66)を28年ぶりに更新するタイムとなった。 2位のベドナレクも19秒59と世界歴代10位の好タイムで、100mに続くパリ五輪出場が決定。3位にはドーピング騒動で出場も危ぶまれたE.ナイトンが19秒77で入った。また、コールマンは19秒89で、100mと同じく4位で涙をのんだ。 女子200mはG.トーマスが21秒81(+0.6)で快勝。B.ブラウンが自己新の21秒90で2位、M.ロングが21秒91で3位と21秒台をマークした3人がパリ五輪代表に決定した。一方、今大会の100m優勝者で、昨年の世界選手権では3位に入っているS.リチャードソンは22秒16の4位に甘んじ、この種目での五輪出場を逃している。 このほか、女子走幅跳はT.デイヴィス・ウッドホールが7m00(+2.6)で優勝。女子砲丸投世界選手権2連覇中のC.ジャクソン(旧姓:イーリー)は20m10で順当にパリ五輪出場を決めた。

【動画】ライルズ強し!200mも19秒53でV

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.17

クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]

NEWS 長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

2025.11.17

長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]

NEWS 男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー

2025.11.17

男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー

世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの第4戦「クロス・インターナショナル・デ・ソリア」が11月16日、スペイン北部のソリアで開催され、男子(8km)はM.キプサング(ケニア)が23分10秒で優勝した。 キプサ […]

NEWS 女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得

2025.11.17

女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得

女子砲丸投の五輪・世界選手権金メダリストの鞏立姣(中国)が現役を引退することがわかった。 鞏立姣は東京五輪で金メダルを獲得している36歳。世界選手権では2017年ロンドン、19年ドーハ大会で2連覇している。 18歳で初出 […]

NEWS 佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

2025.11.16

佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top