2024.06.04
◇第98回北信越インカレ(6月1~2日/富山総合競技場)
北信越インカレが6月1日、2日の両日に行われ、男子円盤投では昨年の日本インカレ5位の北原博企(新潟医療福祉大4)が57m24の日本歴代9位、北信越学生新の好記録で優勝を果たした。
北原は昨年までのベストが54m91。今季は4月の北陸実業団選手権で54m94を投げると、同月28日の新潟市選手権では56m21と記録を伸ばしていた。大会では1投目から53m78を放ち、5回目には54m12をスロー。最終試技となった6回目に学生歴代4位にもランクインする大記録を打ち立てた。
同大学の監督を務める小林志郎氏のベスト記録(57m18)を上回った北原は、チームのSNSで「師匠の記録に到達できたことに嬉しさを感じると共に、まだまだやらなければいけないことも沢山なのでこれからも頑張ります」とコメントした。
大会では今年も新潟医療福祉大の投てき陣が奮起し、男子砲丸投では渡辺豹冴(2年) が16m67、同ハンマー投は佐々木健介(4年)が60m92といずれも大会新で優勝。女子でもエパサカ・テレサ(大学院2年)が61m03と自身の大会記録を塗り替えて制している。
トラックでも女子1500m、5000mで佐藤瑠捺(1年)が2冠を達成した新潟医療福祉大は、総合争いでも男女ともに優勝を果たした。
また、男子1500mを3分53秒92の大会新で優勝した上月隆徳(新潟大M1)は、800mでも1分55秒16で2種目を制したほか、男子5000mでは松林直亮(信州大M1)が14分27秒82と大会記録を更新。他にも男子400mハードルの中松雅貴(金沢大M2)が51秒29、同十種競技の石坂巽海(松本大M1)が6705点で制した。
女子では室路栞(富山大4)が100m11秒87(+2.5)、200m25秒14(+0.2)とスプリント2冠の偉業を達成した。
男子円盤投日本歴代10傑
62.59 堤雄司(ALSOK群馬) 2020. 3.27 62.52 幸長慎一(四国大AC) 2023. 4. 8 62.16 湯上剛輝(トヨタ自動車) 2018. 6.24 60.22 川崎清貴(大昭和製紙) 1979. 4.22 60.10 畑山茂雄(ゼンリン) 2007. 6. 3 58.53 米沢茂友樹(オリコ) 2017. 6.25 58.36 知念豪(ゼンリン) 2016. 6.26 58.08 山崎祐司(竜ヶ崎一高教) 1986. 4.12 57.24 北原博企(新潟医療福祉大4) 2024. 6. 1 57.18 小林志郎(新潟日報社) 2009. 6.25RECOMMENDED おすすめの記事
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