「日々の積み重ねで身体は作られている」

ADIZERO ROAD TO RECORDSに出場した創価大の石丸惇那
世界トップランナーとの生活から学んだことについて、石丸は次のように語った。
「美味しいものがたくさんあるので、僕はソーセージだったり、甘いデザートだったり、やっぱり食べたいものを食べてしまいました。でも、海外の選手は野菜も果物も選んで取っていて、そういった日々の積み重ねで作られている身体なんだなと感じました」
レースについても、スタートからの勢い、ハイペースで入っても余裕度があり、最後に上がる。そういったことを見聞きはしていたが、実際に経験すると大きく違う。「こういう世界があるんだ、深く知ることができました」と語る表情に充実感が漂う。
前回大会では、創価大を卒業したばかりの葛西潤(旭化成)が10kmに出場。この経験を経て、今年5月3日の日本選手権10000mを日本歴代4位の27分17秒46で制し、パリ五輪出場が見える位置にまで来た先輩の後を、石丸も追いかけていく。
着用したシューズは「ADIZERO TAKUMI SEN 10」。よりスピードを発揮できるシューズを駆使して、世界に挑戦した。その経験を、「世界で戦うには1000m2分40秒を切ることは絶対的に必要。それを目指していきたい」という自身の目標達成につなげていく。

ADIZERO ROAD TO RECORDSに出場した東京国際大のエティーリ
すでに世界水準の実力を持ちつつあるエティーリは、「ADIZERO TAKUMI SEN 10」を履いて「27分切り」と世界トップランナーたちに挑戦。だが、今回は壁に跳ね返された。
それでも、「もっと速く走れる。こういうレースを何度か経験すれば、勝負できると思います」と力強い。パリ五輪出場を目指し、世界一熾烈なケニアの選考会にチャレンジするつもりだ。
文/小川雅生

「日々の積み重ねで身体は作られている」
[caption id="attachment_137163" align="alignnone" width="800"]

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
テクノロジーとパフォーマンスの向上 典型的な例が2008年北京オリンピック水泳競技で25個の世界記録更新のうち23個が同じ水着(レーザーレーサー)を着用した選手によって樹立されたことは大きく注目された。 2009年の世界 […]
2025.04.30
【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦
名門校に入学するも「陸上未経験者は僕だけ」 ――中学までサッカー少年だったとうかがっています。 山田 小学校3年生からサッカーを始め、ポジションは主にFW。小さい頃から走ることが大好きで、中学校では陸上部に入りたかったの […]
2025.04.30
5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場
5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]
2025.04.30
26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得
世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)