◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)4日目
関東インカレの最終日が行われ、男子1部3000m障害は村尾雄己(順大3)が8分40秒43で優勝を飾った。
2021年東京五輪7位の“先輩”三浦龍司(現・SUBARU)を追う村尾が、序盤からレースを牽引して勝ちきった。
ラスト勝負を想定していたが、レース直前に「挑戦してみようかと思いました」とプランを変更。残り1周に入る前の水濠で一度は先頭を譲るもラスト1周で切り替える。2位に2秒以上の差をつけてゴールすると、右腕を突き上げて笑顔を浮かべた。
長野・佐久長聖高時代に同種目でインターハイ4位入賞。大学では3000m障害を続けるか悩んでいたというものの、「身近に三浦さんの走りを見たり、生活をする中で、三浦さんを追うことで力がついたと実感できました。(3000m障害の)見方が大きく変わったきっかけでした」。8分33秒76まで自己記録を伸ばし、昨年は日本選手権初出場も果たした。
三浦から学んだところは「怖じ気づかないところ」。国内では負けられない雰囲気が漂う中でも先頭を走って勝ちきる姿に、「自分の走りを貫かれている。速さだけじゃない、真の強さがあります」と尊敬のまなざしを向ける。
高校の後輩で、三浦の高校記録を更新した永原颯磨が加わるなど、“名門”順大はチーム内のレベルも高まっている。「まだまだ走力が足りていません。大学の中でも5000mや10000mで戦えるような強さを身につけていきたい」。これからも先輩の背中を追い続けていく。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.12.13
日本スポーツ大賞に北口榛花 パリ五輪金、陸上競技では2017年以来
-
2024.12.12
-
2024.12.12
-
2024.12.11
2024.12.07
不破聖衣来が10000mに出場し12位でフィニッシュ 完全復活へ実戦積む/エディオンDC
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.13
スピード練習やデイリートレーニングをサポートするランニングシューズ「MIZUNO NEO ZEN」が登場!
ミズノは、進化したミッドソールを搭載し、軽量性、クッション性、反発性を兼ね備えたデイリーランニングシューズ「MIZUNO NEO ZEN(ミズノネオゼン)」を12月26日に全国のミズノランニング品取扱店で発売することを発 […]
2024.12.13
日本スポーツ大賞に北口榛花 パリ五輪金、陸上競技では2017年以来
読売新聞社が制定する、国内外で活躍した選手やチームを表彰する第73回日本スポーツ賞の選考会が12月12日に開かれ、北口榛花(JAL)が大賞に選ばれた。 北口は今夏のパリ五輪女子やり投で金メダルを獲得。陸上競技の五輪金は通 […]
2024.12.12
日本GPシリーズチャンピオンは福部真子と筒江海斗!種目別800mは落合晃&久保凛の高校日本記録保持者コンビがV、女子1500m田中希実が4連覇
日本グランプリ(GP)シリーズ2024のシリーズチャンピオンが発表され、男子は400mハードルの筒江海斗(ST-WAKO)、女子は100mハードルの福部真子(日本建設工業)と、ともにパリ五輪のハードル種目代表が初の栄冠に […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会