HOME 海外

2024.04.17

男子はレンマが逃げ切りV 女子のオビリは連覇達成/ボストンマラソン
男子はレンマが逃げ切りV 女子のオビリは連覇達成/ボストンマラソン

23年東京マラソンに出場したレンマ

4月15日、伝統の第128回ボストンマラソンが米国で開催され、男子はS.レンマ(エチオピア)が2時間6分17秒で、女子はロンドン・ドーハ世界選手権5000m金メダルのH.オビリ(ケニア)が2時間22分37秒で優勝した。

33歳のレンマは昨年12月のバレンシアで世界歴代4位の2時間1分48秒をマークおり、ワールドマラソンメジャーズ(WMM)では今回が初制覇となった。

レースでは5kmを14分21秒で通過した後、10kmまでの5kmを14分07秒と一気にペースアップ。独走状態に持ち込むと、ハーフは1時間0分19秒と2位集団に1分49秒差がついていた。後半の急激な上り坂でペースを落としてフィニッシュタイムは平凡なものとなったが、2時間6分58秒で2位となったM.エサ(エチオピア)の追い上げをしのいだ。

ボストンマラソンは勝負所となる30km付近に高低差約55mの「心臓破りの丘」と呼ばれる坂があり、難コースとしても知られる。4年に1度の五輪イヤーにはコースによる負担を避けて有力選手が回避する傾向にあるが、レンマはインタビューで「ボストンでのレースを選んだのはパリ五輪のコースと似ているから」と語り、今夏のパリ五輪出場に向けて意欲を見せている。

女子のオビリは前回大会に続く優勝。今夏のパリ五輪のケニア代表の最終候補6選手に選出されており、「五輪(代表)に選ばれることを本当に願っている」と話した。2位はS.ロケディ(ケニア)の2時間22分45秒、3位には44歳のE.キプラガト(ケニア)が2時間23分21秒でフィニッシュしている。

4月15日、伝統の第128回ボストンマラソンが米国で開催され、男子はS.レンマ(エチオピア)が2時間6分17秒で、女子はロンドン・ドーハ世界選手権5000m金メダルのH.オビリ(ケニア)が2時間22分37秒で優勝した。 33歳のレンマは昨年12月のバレンシアで世界歴代4位の2時間1分48秒をマークおり、ワールドマラソンメジャーズ(WMM)では今回が初制覇となった。 レースでは5kmを14分21秒で通過した後、10kmまでの5kmを14分07秒と一気にペースアップ。独走状態に持ち込むと、ハーフは1時間0分19秒と2位集団に1分49秒差がついていた。後半の急激な上り坂でペースを落としてフィニッシュタイムは平凡なものとなったが、2時間6分58秒で2位となったM.エサ(エチオピア)の追い上げをしのいだ。 ボストンマラソンは勝負所となる30km付近に高低差約55mの「心臓破りの丘」と呼ばれる坂があり、難コースとしても知られる。4年に1度の五輪イヤーにはコースによる負担を避けて有力選手が回避する傾向にあるが、レンマはインタビューで「ボストンでのレースを選んだのはパリ五輪のコースと似ているから」と語り、今夏のパリ五輪出場に向けて意欲を見せている。 女子のオビリは前回大会に続く優勝。今夏のパリ五輪のケニア代表の最終候補6選手に選出されており、「五輪(代表)に選ばれることを本当に願っている」と話した。2位はS.ロケディ(ケニア)の2時間22分45秒、3位には44歳のE.キプラガト(ケニア)が2時間23分21秒でフィニッシュしている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.02.14

福岡国際マラソン3度優勝のドレイトン氏が死去 43年間カナダ記録を保持

男子マラソンで1960、70年代に活躍したジェローム・ドレイトン氏(カナダ)が死去した。80歳だった。膝の手術中に突然死したことが報じられている。 ドレイトン氏は1945年にドイツで生まれ、50年代にカナダへ移住。76年 […]

NEWS HOKAからカーボンプレート搭載のロードレースシューズ「CIELO X1 2.0」が2月17日より発売!

2025.02.14

HOKAからカーボンプレート搭載のロードレースシューズ「CIELO X1 2.0」が2月17日より発売!

HOKAから、速いテンポの蹴りだしに対応するようアップデートされたロードレースシューズのHOKA最速モデル「CIELO X1 2.0(シエロ X1 2.0)」を2月17日より公式オンラインストア、HOKA直営店、一部HO […]

NEWS パリ五輪金メダリスト・インゲブリグトセンが1マイルショート世界新の3分45秒14! 1500m通過も3分29秒63の新記録/WA室内ツアー

2025.02.14

パリ五輪金メダリスト・インゲブリグトセンが1マイルショート世界新の3分45秒14! 1500m通過も3分29秒63の新記録/WA室内ツアー

世界陸連(WA)室内ツアー・ゴールド第7戦となるオー・ド・フランス・パス・ド・カレ・トロフェEDFが2月13日、フランス・リエヴァンで開催され、男子1マイルでJ.インゲブリグトセン(ノルウェー)が3分45秒14のショート […]

NEWS 米国・ランニングクラブ「バウワーマンTC」のプロ部門が活動終了 日本からも多くの選手がトレーニングに参加

2025.02.14

米国・ランニングクラブ「バウワーマンTC」のプロ部門が活動終了 日本からも多くの選手がトレーニングに参加

2月10日、米国・オレゴン州のランニングクラブ、バウワーマン・トラッククラブ(TC)がプロ部門の活動を終了することを発表した。同クラブは2003年に創設されたナイキがスポンサーを務めるトレーニンググループ。プロ部門のほか […]

NEWS 世界中のアスリートに支持される革命的な電解質ドリンク「PRECISION Fuel & Hydration」が日本に初上陸

2025.02.14

世界中のアスリートに支持される革命的な電解質ドリンク「PRECISION Fuel & Hydration」が日本に初上陸

イギリスで誕生し、世界中のアスリートやプロフェッショナルに指示されている革命的な電解質ドリンク「PRECISION Fuel & Hydration(プレシジョン フューエル&ハイドレーション:以下、プレシジョン […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年2月号 (1月14日発売)

2025年2月号 (1月14日発売)

駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝

page top