2023年度第3回宮崎県記録会初日が3月23日、宮崎市の県総合運動公園ひなた陸上競技場で行われ、女子100mでは東京五輪4×100mリレー代表で、昨年のブダペスト世界選手権200mに出場した鶴田玲美(南九州ファミリーマート)が自己タイ記録となる11秒48(+0.4)で駆け抜けた。
鶴田は2020年8月に11秒48をマークしており、3年7ヵ月ぶりに並んだ。今年は2月上旬の日本選手権室内60mを日本歴代4位タイの7秒38で制覇。さらに、同月下旬にニュージーランドで行われた屋外競技会200mでは、追い風参考記録ながら23秒06(+3.3)と、自己ベスト(23秒17/日本歴代3位)を上回るタイムで優勝した。100mでは3月上旬の沖縄県春季記録会で追い風参考ながら、日本歴代3位タイ相当の11秒32(+2.4)をマーク。これから屋外シーズンが本格化する今後、さらに注目を集めそうだ
鶴田と同じ5組では、青野朱李(NDソフト)が11秒58で総合2位となり、3着には100mハードルで日本歴代5位の記録(12秒96)を持つ清山ちさと(いちご)が12秒01で総合3位。また、3組では昨年2月に負った左膝の大ケガから復活を期す東京五輪4×100mリレー代表・青山華依(甲南大)が、12秒05(+1.6)をマークして総合4位だった。
また、男子110mハードル(一般規格/ハードルの高さ106.7cm)では昨年の全中覇者・髙城昊紀(宮崎西高附中3)が向かい風のなか、14秒60(-0.9)の中学最高記録で総合1位。これまでの中学最高は、2022年10月の兵庫・尼崎市選手権で村田隼(立花中・兵庫/現・社高1)がマークした14秒93で、その記録を0.33秒も短縮した。
髙城は全中で中学規格(ハードルの高さ91.4cm)の新記録(13秒50)を樹立。また、10月のU16大会では、U20規格(同99.1cm)の中学最高となる13秒84をマークしており、中学規格、U20規格、一般規格でいずれも最高記録を打ち立てた選手となった。
このほか一般男子100mでは成島陽紀(東洋大)が10秒38(+1.6)で総合1位だった。
男子110mH(一般規格)中学歴代5傑
14.60 -0.9 髙城昊紀(宮崎西高附3+宮崎) 2024. 3.23 14.93 1.2 村田隼(立花3兵庫) 2022.10.29 15.21 0.6 小池綾(金岡南3+大阪) 2019. 3.30 15.31 1.8 北條友葵(三田国際3東京) 2020.11.15 15.37 1.7 富山弘貴(高美が丘3広島) 2013.10.23
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