HOME 国内、海外

2024.03.03

ケベデが37km過ぎのスパートで栄冠!世界歴代8位2時間15分55秒で五輪アピール「出場でできれば五輪記録で優勝したい」/東京マラソン
ケベデが37km過ぎのスパートで栄冠!世界歴代8位2時間15分55秒で五輪アピール「出場でできれば五輪記録で優勝したい」/東京マラソン

世界歴代8位のタイムで優勝したケベデ(中央)

女子マラソン世界歴代10傑

(2024年3月3日時点)
2.11.53  T.アセファ(エチオピア)  2023. 9.24
2.13.44  S.ハッサン(オランダ)   2023.10. 8
2.14.04  B.コスゲイ(ケニア)    2019.10.13
2.14.18  R.チェプンゲティチ(ケニア)2022.10. 9
2.14.58  A.ベリソ(エチオピア)   2022.12. 4
2.15.25  P.ラドクリフ(英国)    2003. 4.13
2.15.51  W.デゲファ(エチオピア)  2023.12. 3
2.15.55  S.ケベデ(エチオピア)   2024. 3. 4
2.16.07  T.ケテマ(エチオピア)   2024. 1. 7
2.16.14  R.ワンジル(ケニア)    2024. 3. 4

◇東京マラソン2024(3月3日/東京・東京都庁~東京駅前) アボット・ワールドマラソンメジャーズの一つ、東京マラソン2024が3月3日に行われ、女子は海外招待のストゥメ・アセファ・ケベデ(エチオピア)が世界歴代8位の2時間15分55秒で優勝した。 序盤から5km16分ペースでレースを展開。25km過ぎで世界歴代2位の記録を持つシファン・ハッサン(オランダ)が遅れ、ケベデ、前回覇者のローズマリー・ワンジル(ケニア)、アマネ・ベリソ・シャンクレ(エチオピア)との争いとなった。 そこから仕掛けたのが37km過ぎ。「できる限りのスピードを出すことを目指して」ライバルを突き放した。 2022年のソウルで出した自己ベスト2時間18分12秒を大幅に更新し、「神様のお陰でこの記録を出せて、とてもうししい」と笑顔で振り返った。 中間点の通過時点では「1時間8分台だったので、2時間16分台かそれ以上かかると思った」が、「思った以上のタイムが出せた」とケベデ。夫のウルハヌ・マコンヌ・コーチに「常に、私の気持ちを聞いてトレーニングを組んでくれる。この大会に向けて集中してトレーニング支えてくれた」と感謝する。 同じエチオピアのティギスト・アセファが昨年出した2時間11分53秒の世界記録に対して、「しっかりと練習し、健康であれば、この記録を破れるかもしれません」と力強く語るケベデは、「出場できれば五輪記録で優勝したい」と初の五輪へ大きくアピールした。

女子マラソン世界歴代10傑

(2024年3月3日時点) 2.11.53  T.アセファ(エチオピア)  2023. 9.24 2.13.44  S.ハッサン(オランダ)   2023.10. 8 2.14.04  B.コスゲイ(ケニア)    2019.10.13 2.14.18  R.チェプンゲティチ(ケニア)2022.10. 9 2.14.58  A.ベリソ(エチオピア)   2022.12. 4 2.15.25  P.ラドクリフ(英国)    2003. 4.13 2.15.51  W.デゲファ(エチオピア)  2023.12. 3 2.15.55  S.ケベデ(エチオピア)   2024. 3. 4 2.16.07  T.ケテマ(エチオピア)   2024. 1. 7 2.16.14  R.ワンジル(ケニア)    2024. 3. 4

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.11

青学大・原監督「バーディー×2」駒大・藤田監督「4本の柱」総合力の「上握り10貫」など指揮官たちが“前哨戦”/箱根駅伝トークバトル

「第102回箱根駅伝トークバトル」が12月10日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われた。 前回優勝校の青学大・原晋監督、同2位の駒大・藤田敦史監督、同3位の國學院大・前田康弘監督、同4位でトークバトル初登場の早大・花田 […]

NEWS 【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

箱根駅伝エントリー選手の出身高校別人数 13人 佐久長聖(長野) 小池莉希(創価大3)、吉岡大翔(順大3)、遠藤大成(青学大2)、山口竣平(早大2)、永原颯磨(順大2)、野崎健太朗(順大2)、遠藤優裕(神奈川大2)、吉岡 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

NEWS 15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

2025.12.10

15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]

NEWS 99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

2025.12.10

99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top