HOME 箱根駅伝

2023.12.26

早大OB竹澤健介さん「箱根駅伝がなかったら陸上をやっていなかった」同じオリンピアン三浦龍司へもエール
早大OB竹澤健介さん「箱根駅伝がなかったら陸上をやっていなかった」同じオリンピアン三浦龍司へもエール

箱根駅伝についての思いを語った竹澤健介さん

2024年1月2日、3日で第100回目を迎える箱根駅伝のオフィシャルグッズショップが
京王百貨店新宿店の地下1階「on the Corner」においてオープンし、オープニング・トークイベントに早大OBの竹澤健介さん(摂南大監督)が登壇した。

竹澤さんは82~85回大会に4年連続出場し、2年目に2区で、3・4年目は3区で区間賞を獲得するなど、名門のエースとして活躍した。

「藤原正和さん(現・中大監督)と都道府県男子駅伝で一緒になって、あこがれて箱根駅伝を目指しました。ホテルのドアをノックするのに緊張しました」とエピソードを明かし、「こんなに人になりたいと思ったところから自分が形成されました。今、一生懸命走る学生に対し、中学生・高校生があこがれると思う。これが歴史なんだと思います」と話す。

広告の下にコンテンツが続きます

在学中には北京五輪に5000mと10000mで出場している竹澤さん。「そもそも、箱根駅伝がなければ陸上をやっていませんでした。一つひとつ夢をクリアしていってオリンピックが目の前に来ました。その一つとして箱根駅伝があっていい」と思いを語る。

現役オリンピアンとして箱根駅伝を駆け抜け、「負けられないというプライドもありました」。そうした経験を踏まえ、男子3000m障害で世界トップランナーとして活躍する三浦龍司(順大)についてもエールを送る。

「正直、難しさはあると思います。直接的に3000m障害を伸ばすために箱根駅伝が必要かというとわからない。ただ、彼も世界に出ることではなく、一つ上の戦うところを見据えています。仲間と切磋琢磨できるのは大学の4年間だけ。その中で得られるものがきっとあります」

自身も「競技面だけで言えば、箱根に寄りすぎていた部分もあります」。ただ、
「僕は早稲田のユニフォームを着て箱根駅伝を走りたかった。悔いはまったくないし、それぞれの人生だと思います」と語った。

注目度は「僕らの頃よりもすごい」と言うが、「学生たちにも葛藤はいろいろあると思います。えらそうなことは言えない。陰ながら応援しています。今は苦しいことも良い経験になるので、存分に楽しんでほしいです」。

「第100回大会記念 箱根駅伝オフィシャルグッズ販売」は1月3日まで、10時から20時30分までオープンしている(12月31日は18時まで、1月1日は店休、2日は9時30分~、3日は17時まで)

2024年1月2日、3日で第100回目を迎える箱根駅伝のオフィシャルグッズショップが 京王百貨店新宿店の地下1階「on the Corner」においてオープンし、オープニング・トークイベントに早大OBの竹澤健介さん(摂南大監督)が登壇した。 竹澤さんは82~85回大会に4年連続出場し、2年目に2区で、3・4年目は3区で区間賞を獲得するなど、名門のエースとして活躍した。 「藤原正和さん(現・中大監督)と都道府県男子駅伝で一緒になって、あこがれて箱根駅伝を目指しました。ホテルのドアをノックするのに緊張しました」とエピソードを明かし、「こんなに人になりたいと思ったところから自分が形成されました。今、一生懸命走る学生に対し、中学生・高校生があこがれると思う。これが歴史なんだと思います」と話す。 在学中には北京五輪に5000mと10000mで出場している竹澤さん。「そもそも、箱根駅伝がなければ陸上をやっていませんでした。一つひとつ夢をクリアしていってオリンピックが目の前に来ました。その一つとして箱根駅伝があっていい」と思いを語る。 現役オリンピアンとして箱根駅伝を駆け抜け、「負けられないというプライドもありました」。そうした経験を踏まえ、男子3000m障害で世界トップランナーとして活躍する三浦龍司(順大)についてもエールを送る。 「正直、難しさはあると思います。直接的に3000m障害を伸ばすために箱根駅伝が必要かというとわからない。ただ、彼も世界に出ることではなく、一つ上の戦うところを見据えています。仲間と切磋琢磨できるのは大学の4年間だけ。その中で得られるものがきっとあります」 自身も「競技面だけで言えば、箱根に寄りすぎていた部分もあります」。ただ、 「僕は早稲田のユニフォームを着て箱根駅伝を走りたかった。悔いはまったくないし、それぞれの人生だと思います」と語った。 注目度は「僕らの頃よりもすごい」と言うが、「学生たちにも葛藤はいろいろあると思います。えらそうなことは言えない。陰ながら応援しています。今は苦しいことも良い経験になるので、存分に楽しんでほしいです」。 「第100回大会記念 箱根駅伝オフィシャルグッズ販売」は1月3日まで、10時から20時30分までオープンしている(12月31日は18時まで、1月1日は店休、2日は9時30分~、3日は17時まで)

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.16

佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝

北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]

NEWS 高知男女V 高知農は県高校最高記録 山田が中盤独走 地区代表は宇和11年ぶり、女子の新居浜東は初の全国/四国高校駅伝

2025.11.16

高知男女V 高知農は県高校最高記録 山田が中盤独走 地区代表は宇和11年ぶり、女子の新居浜東は初の全国/四国高校駅伝

全国高校駅伝の地区代表を懸けた四国高校駅伝は11月16日、徳島県鳴門市の鳴門・大塚スポーツパーク周辺長距離走路で行われ、男女ともに高知勢が2連覇した。男子(7区間42.195km)は高知農が2時間6分22秒と、県大会でマ […]

NEWS 学法石川高コンビ快走 増子陽太5000m高校歴代3位の13分27秒26 栗村凌が歴代8位13分34秒38/日体大長距離競技会

2025.11.16

学法石川高コンビ快走 増子陽太5000m高校歴代3位の13分27秒26 栗村凌が歴代8位13分34秒38/日体大長距離競技会

第324回日本体育大学長距離競技会兼第18回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)が11月16日、神奈川県横浜市の同大学で行われ、NCG男子5000mで増子陽太(学法石川高3福島)が高校歴代3位、U […]

NEWS 東大阪大敬愛 久保凛で反撃し初Vで都大路 男子は西脇工が新妻兄弟で大逆転2連覇 須磨学園が地区代表/近畿高校駅伝

2025.11.16

東大阪大敬愛 久保凛で反撃し初Vで都大路 男子は西脇工が新妻兄弟で大逆転2連覇 須磨学園が地区代表/近畿高校駅伝

全国高校駅伝の地区代表出場権を懸けた近畿高校駅伝は11月16日、奈良県宇陀市近畿高校駅伝特設コースで行われ、男子(7区間42.195km)は西脇工(兵庫)が2時間6分41秒で2連覇、女子(5区間21.0975km)は東大 […]

NEWS 橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」

2025.11.16

橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」

男子走幅跳日本代表の橋岡優輝(富士通)の陸上教室「HASHIOKA RUNNING ACADEMY FOR KIDS」が11月16日に都内で開かれた。 小学生を対象に、「一番身近で強力な助っ人」(橋岡)として、男子棒高跳 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top