HOME 海外

2023.12.04

マラソンの洗礼受けた5000m、10000m世界記録保持者・チェプテゲイ「マラソンのページは書き継がれる」と再挑戦表明/バレンシアマラソン
マラソンの洗礼受けた5000m、10000m世界記録保持者・チェプテゲイ「マラソンのページは書き継がれる」と再挑戦表明/バレンシアマラソン

23年世界選手権10000mで3連覇を果たしたチェプテゲイ

【動画】フォームを崩しながらフィニッシュしたチェプテゲイ

広告の下にコンテンツが続きます

12月3日、スペインで第43回バレンシアマラソンが行われ、マラソンに初めて挑戦した男子5000m、10000mの世界記録保持者のジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)は2時間8分59秒の37位に終わった。 東京五輪5000m金メダル、世界選手権10000m3連覇とトラックでの輝かしい実績を引っさげてマラソンに臨んだチェプテゲイ。大会前には「新しい挑戦となるマラソンを楽しみにしている。未経験の距離であり、速いタイムで走ることは考えてないが、いろんなことを学びたい。そしてその中で、優勝できれば一番良い」と話したものの、苦いマラソンデビューとなった。 チェプテゲイは優勝したシサイ・レンマらとともにハーフを1時間0分35秒で通過したが、この時点で集団の最後方に位置するなど苦しい走りに。直後に先頭集団から離れたあとは、次から次へと後続の選手に抜かれ、最後はもがくようにフォームを大きく崩しながらのフィニッシュとなった。 レース後はスタッフに抱きかかえられながら救護室に運ばれるなど、屈辱的なレースとなったチェプテゲイ。それでも、レース後にはSNSを通じて「マラソンは長い行程のひとつで、今日は私の人生の1ページになったばかり。結果はトレーニングしてきたことと一致しなかったが、完走できたことは誇りに思う。これまで挫折を味わったことはあるが、その挫折が私をより強くしてきた」と前向きにコメント。 さらに、「この先もマラソンのページは書き継がれていくだろう」とマラソンへの再チャレンジを示唆した。

【動画】フォームを崩しながらフィニッシュしたチェプテゲイ

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.28

2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施

愛知陸協は、26年2月21日に名古屋市で第15回愛知競歩競技会を行うと発表した。 愛知競歩競技会は、これまでパロマ瑞穂北陸上競技場や知多運動公園陸上競技場(Bフードサイエンス1969知多スタジアム)などトラックで実施され […]

NEWS 箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

ケガを乗り越え伊勢路でブレイク 1年時の箱根駅伝での区間賞以降、駅伝でも個人レースでも安定した成績は残せてきたが、「1位」を取り切れていなかった。呼応するように、チームも学生駅伝が4大会連続の2位。「勝ち切る」というテー […]

NEWS 箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

「前回の自分を超える走りを」 駅伝シーズンに入り、出雲では7位と、2015年の箱根初優勝以降で見ると、学生三大駅伝で初めてトップ5から陥落。試合後のミーティングでは、「もっと全員が駅伝で戦う気持ちを持たないといけない」と […]

NEWS トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

2025.12.28

トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(1月1日/群馬県庁前発着・7区間100km) 第70回の節目を迎える全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝inぐんま)は2026年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100 […]

NEWS ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

2025.12.28

ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

男子ハンマー投のA.ボンダルチュク氏(ソ連/ウクライナ)が亡くなった。85歳だった。 ボンダルチュク氏は1972年のミュンヘン五輪の金メダリスト。1969年に当時の世界記録75m48を投げ、史上初めて75m台を記録した選 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top