2023.10.16
日本記録更新に挑戦する「第12回日本記録挑戦会兼住友電工杯」が10月15日、住友総合グランド(兵庫県伊丹市)で行われた。
この大会は100m、5000mなどのほか、60mや300mといった日本選手権等では実施されない特殊な種目で日本記録に挑戦し、更新することで陸上競技を盛り上げようという趣旨で始まった。
2017年には男子200mハードルで渡部佳朗(城西大=当時)が22秒54のアジア最高記録&日本最高記録を樹立したこともある。
今大会では、女子100mは11秒67(-1.1)のシーズンベストで壹岐あいこ(大阪ガス)が優勝。壹岐がただ1人の11秒台。向かい風のなか、2位の坂野七海(竹鶴油業)らを寄せつけなかった。
女子100mハードルは梅原紗月(住友電工)が13秒51(+0.8)の自己ベストで制するなど見せ場があった。2位に13秒66で藤原未来(住友電工)が続き、久しぶりのレースとなったヘンプヒル恵(アトレ)は13秒88で4位だった。男子110mハードルは河嶋亮太(旭油業NEXT)が14秒15(+1.3)で大会新Vを飾っている。
男子100mは宮下峻(大東大)と壇上翔多郎(中大)が10秒53。1000分の1秒差で宮下に軍配が上がった。
住友電工杯4×200mリレーは、男子は大東大が中大をフィニッシュ直前で逆転、1分24秒11で制した。女子は中大が1分39秒40で、園田学園女大と甲南大に競り勝った。
競技開始前には「Sprint 50 Challenge」が行われ、泉谷駿介(住友電工)や坂井隆一郎(大阪ガス)、丸山優真(住友電工)らが小・中学生と50m対決。坂井が5秒88をマークし、泉谷は6秒21だった。
日本記録は生まれなかったが、競技とともに、住友電工の泉谷、丸山のほか、小池祐貴、伊東利来也、御家瀬緑の各選手が指導する、地元小中学生対象の陸上競技教室(参加約200名)が開催されるなど、陸上競技の普及にも資する大会として、選手たちの力走と交流が最後まで途切れなかった。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.17
U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に
-
2025.12.17
-
2025.12.17
-
2025.12.16
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
-
2025.12.14
-
2025.12.14
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.17
世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も
日本陸連は12月17日、ボツワナ・ハボローネで26年5月2日~3日に開催される世界リレーの日本代表選考要項を発表した。 2027年北京世界選手権の出場権獲得、および世界選手権でのメダル獲得のため、戦略的に選手団をは編成す […]
2025.12.17
U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に
日本陸連は12月17日、米国・オレゴンで8月5日~9日に開催されるU20世界選手権の日本代表選考要項を発表した。 世界で活躍できるU20カテゴリートップレベルの競技者を派遣し、金メダル獲得を目指す選手団を編成する方針。参 […]
2025.12.17
26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考
日本陸連は12月17日、第106回理事会を開き、来年の第110回日本選手権の参加資格について発表した。 今回は「参加標準記録」と「申込資格」の2つの参加資格を設定し、参加標準記録は高く定められている。ターゲットナンバー( […]
2025.12.17
今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任
全国高校駅伝や箱根駅伝でヒーローになった村澤明伸(SGホールディングス、34歳)が今年度限りでの「引退」を表明した。実業団では故障に苦しみながら、マラソンにも挑戦。北海道マラソンで優勝して、MGCにも出場した。来年度から […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳