HOME 国内、大学

2023.10.15

砲丸投・アツオビンが18m51!日本歴代6位の自己新も「試合展開良くなかった」/鹿児島国体
砲丸投・アツオビンが18m51!日本歴代6位の自己新も「試合展開良くなかった」/鹿児島国体

鹿児島国体で18m51を投げたアツオビン

◇鹿児島特別国体(10月13~17日/鹿児島・鴨池陸上競技場)3日目

鹿児島特別国体の3日目に成年男子砲丸投が行われ、アツオビン・ジェイソン(大阪・福岡大)が日本歴代6位の18m51を投げて連覇を果たした。

アツオビンは4回目に18m04と大台に乗せると、優勝を決めた6回目にビッグショットを見せた。「自己ベストはうれしいのですが、試合展開が良くなかった」と悔しがる。大学で指導を受ける野口安忠監督の記録にもあと2cmに迫るも「19mを投げるつもりだったので」と浮かない表情だ。

広告の下にコンテンツが続きます

「1投目から18mを投げたかった」と言うが、「自分の悪い癖で慎重になり過ぎて形ばかり気にしてしまった」。6回目も「砲丸をもっと後ろに残したかった。前ではなく上方向に力がいってしまった」と反省ばかりが口をつく。それでも1年前から10kgほど増えた体重を生かしたパワーで、失敗投てきで自己ベスト更新できたのは収穫でもある。

前半シーズンは股関節を痛めた影響で苦しんだが、米国遠征などで意識も変化。日本インカレも「気持ちが先走った」と言いつつも18m18の大会新V。続く秋の九州インカレで感覚をつかていただけに、「19mを投げたかった。近い感じもある」と話す。

今季は残すところ2試合。「一発出したい」と日本史上初の19mプッターへ駆け上がるつもりだ。

◇鹿児島特別国体(10月13~17日/鹿児島・鴨池陸上競技場)3日目 鹿児島特別国体の3日目に成年男子砲丸投が行われ、アツオビン・ジェイソン(大阪・福岡大)が日本歴代6位の18m51を投げて連覇を果たした。 アツオビンは4回目に18m04と大台に乗せると、優勝を決めた6回目にビッグショットを見せた。「自己ベストはうれしいのですが、試合展開が良くなかった」と悔しがる。大学で指導を受ける野口安忠監督の記録にもあと2cmに迫るも「19mを投げるつもりだったので」と浮かない表情だ。 「1投目から18mを投げたかった」と言うが、「自分の悪い癖で慎重になり過ぎて形ばかり気にしてしまった」。6回目も「砲丸をもっと後ろに残したかった。前ではなく上方向に力がいってしまった」と反省ばかりが口をつく。それでも1年前から10kgほど増えた体重を生かしたパワーで、失敗投てきで自己ベスト更新できたのは収穫でもある。 前半シーズンは股関節を痛めた影響で苦しんだが、米国遠征などで意識も変化。日本インカレも「気持ちが先走った」と言いつつも18m18の大会新V。続く秋の九州インカレで感覚をつかていただけに、「19mを投げたかった。近い感じもある」と話す。 今季は残すところ2試合。「一発出したい」と日本史上初の19mプッターへ駆け上がるつもりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.27

プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]

NEWS 古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定

2025.11.27

古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定

日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。 第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加して […]

NEWS 岡田久美子が引退発表「誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指して」女子競歩牽引し続けた第一人者

2025.11.27

岡田久美子が引退発表「誰よりも『速く、強く、美しく歩く選手』を目指して」女子競歩牽引し続けた第一人者

富士通は11月27日、女子競歩の岡田久美子の現役引退を発表した。かねてより「今季が本当の集大成」と話していたが、正式に発表となった。 岡田は埼玉県出身。1991年生まれの34歳で、大迫傑(リーニン)、飯塚翔太(ミズノ)、 […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】全日本大学駅伝1区区間賞の志學館大・中村晃斗 「結果にこだわっていきたい」

2025.11.26

【学生長距離Close-upインタビュー】全日本大学駅伝1区区間賞の志學館大・中村晃斗 「結果にこだわっていきたい」

学生長距離Close-upインタビュー 中村 晃斗 Nakamura Akito 志學館大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。54回目は、志 […]

NEWS 熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

2025.11.26

熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top