◇鹿児島特別国体(10月13~17日/鹿児島・鴨池陸上競技場)3日目
鹿児島特別国体の3日目に成年男子砲丸投が行われ、アツオビン・ジェイソン(大阪・福岡大)が日本歴代6位の18m51を投げて連覇を果たした。
アツオビンは4回目に18m04と大台に乗せると、優勝を決めた6回目にビッグショットを見せた。「自己ベストはうれしいのですが、試合展開が良くなかった」と悔しがる。大学で指導を受ける野口安忠監督の記録にもあと2cmに迫るも「19mを投げるつもりだったので」と浮かない表情だ。
「1投目から18mを投げたかった」と言うが、「自分の悪い癖で慎重になり過ぎて形ばかり気にしてしまった」。6回目も「砲丸をもっと後ろに残したかった。前ではなく上方向に力がいってしまった」と反省ばかりが口をつく。それでも1年前から10kgほど増えた体重を生かしたパワーで、失敗投てきで自己ベスト更新できたのは収穫でもある。
前半シーズンは股関節を痛めた影響で苦しんだが、米国遠征などで意識も変化。日本インカレも「気持ちが先走った」と言いつつも18m18の大会新V。続く秋の九州インカレで感覚をつかていただけに、「19mを投げたかった。近い感じもある」と話す。
今季は残すところ2試合。「一発出したい」と日本史上初の19mプッターへ駆け上がるつもりだ。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.18
-
2025.07.17
-
2025.07.17
-
2025.07.13
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.18
富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!
日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]
2025.07.18
【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.07.18
100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ
学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]
2025.07.18
チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性
世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会