2023.09.27
女子やり投で1970年代に活躍したルース・フックス氏が死去したことがわかった。76歳だった。
フックス氏は東ドイツ代表として1972年ミュンヘン五輪、76年モントリオール五輪で金メダルを獲得。1970年に女子として初めて60m台をマークし、累計6度、世界記録を打ち立てた。自己記録は69m96(80年、旧規格)。『Track & Field News』誌による1970年代の女性アスリート・オブ・ザ・ディケイド(10年間の最優秀女子選手)にも選出されている。
引退後は博士号を取得。84年から90年まで東ドイツの陸上協会の副会長、ドイツ統一後には国会議員も務めた。現役中、東ドイツの国家的スポーツ計画によってステロイドを使用していたことを自ら認めている。
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