2023.09.24
◇第71回全日本実業団対抗選手権大会(9月22~24日/岐阜メモリアルセンター長良川)
全日本実業団対抗の3日目に女子三段跳が行われ、ブダペスト世界選手権代表の髙島真織子(九電工)が13m18(+2.2)で優勝した。
髙島は2回目に13m05(+0.2)をマークすると、5回目に13m10(+2.2)、6回目にも13m18(+2.2)と、ただ1人13mオーバーの記録で貫禄を示した。
世界選手権の際に踏み切り側の右足首を痛め、帰国後の練習で悪化したという髙島。この日も「2回目から少し痛みが出た」。
それでも「足をまっすぐ着くなど、あまり負担をかけないように意識してできました」とテーマと絞って出場。しっかり勝ちきった。
今季は13m82(日本歴代3位)まで記録を伸ばし、初めて世界の舞台に立った。ブダペストでは「本当に楽しかった。何より本当に決勝の舞台で戦いたいというふうに思えた」と髙島。「決勝の舞台もそう遠くないこともわかりましたし、出場前よりも目標が明確になりました」。
日本記録(14m16)ラインを跳べば決勝は十分に見えるだけに、「あとはそこに向けて調整していく」。今季はこれでシーズンオフ。「フィジカル面から鍛え直して、スピードはついてきているので、それを跳躍につなげられるように背筋など上体を鍛えていきたい」と語る。
日本記録保持者・森本麻里子(内田建設AC)とともに世界への扉を開いた髙島。パリ五輪に向けて、この冬季を大きなステップにする。
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