5日、札幌学院大は10月14日(土)に開催される第100回箱根駅伝予選会に挑戦することを発表した。
札幌学院大は全日本大学駅伝に5年連続で出場している北海道地区の強豪。今年も8月の北海道大学駅伝では6連覇を達成し、全日本出場を決めている。
今年度の箱根駅伝は第100回を記念して、予選会への出場資格を関東地区の大学から日本学連に加盟する大学として、門戸を全国に開放。これに伴い、すでに関西地区の立命大や東海地区の皇學館大などが予選会への参加を表明しており、新たに札幌学院大が続いたかたちだ。
陸上競技部の鹿内万敬監督は「1年以上にわたり、選手・スタッフと出場の是非について議論を重ねてまいりました。箱根駅伝本戦出場は遥かに遠い場所とわかってはいますが、他大学と肩を並べて競技・競争することで、今後の競技および人生において、確実に財産となると確信しております」とコメント。主将の江川李生(4年)も「部員全員覚悟を決め、北海道王者としての自覚と責任を持ち、応援してくれている人を感動させられるような走りをします」と意気込んでいる。
札幌学院大 箱根駅伝予選会参加表明 監督・選手コメント全文をチェック!
コメント全文ママ ●鹿内万敬監督 第 100 回東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)の開催にあたり、100 回目の記念大会として関東以外の大学にも門戸が広げられたことを受け、この間、1 年以上に亘り選手・スタッフと出場の是非について議論を重ねてまいりました。 出場するにあたっては、これまで年間の活動の軸を全日本大学駅伝に置いて取り組んできたというチームの歴史があり、また、個々の選手も北海道の大学を選んだ時点で箱根駅伝とは無縁となること決断してきた等、選手個人で様々な葛藤があったのも事実であります。また、予選会に参加することによって、約1 ヶ月の間に出雲駅伝、箱根駅伝予選会、全日本大学駅伝と学生三大駅伝の大会が続く過密スケジュールとなることに伴うコンディション面での不安があるとともに、私自身、自らが目指してきたこととの間に矛盾が生じるのではないかという疑問を持つこともありました。 しかし、今後いつ訪れるかわからないチャンスであること、もしかすると今の選手だけに与えられるチャンスとなるかもしれないことを考えたとき、どのような結果になるかはわかりませんが、純粋に今、自分たちの立ち位置(実力・差)についてレースを通して確認するという、これまでと同様の姿勢で、目の前の大会に全力で向かっていくことが相応しいとの結論に至りました。 箱根駅伝本戦出場は遥かに遠い場所とわかってはいますが、他大学と肩を並べて競技・競争することで、今後の競技及び人生において、確実に財産となると確信しております。大学関係者、卒業生、在学生、保護者の皆様のご期待に少しでも応えられるよう、札幌学院大学陸上競技部は箱根駅伝予選会に出場いたします。是非、応援をよろしくお願いいたします。 ●主将・江川李生(4年) 陸上競技部は今季「歴史を変える挑戦者~敢闘を越えた先の感動を~」というスローガンを掲げ、チーム内で切磋琢磨してきました。箱根駅伝予選会出場という挑戦はこのスローガンとも合致し、陸上競技部のチーム力底上げにつながると思います。予選会までに最大限の準備をし、果敢に挑戦してきたいと思います。部員全員覚悟を決め、北海道王者としての自覚と責任を持ち、応援してくれている人を感動させられるような走りをします。皆様の応援が私たち部員の力になるので、今一度大きな声援をお願いします
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