◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)
ブダペストで行われている世界選手権に出場した日本代表の一部が、24日に帰国した。
男子3000m障害6位入賞の三浦龍司(順大)は空港で会見に臨み、「6位に入れたことは嬉しいですが、最後のちょっとしたところで順位を1つ下げてしまったのが大きかった。惜しい負け方をしないよう、そういったところをさらに詰めていき、今後のレースに生かしていきたい」と語った。
試合では優勝争いを演じたソフィアン・エル・バッカリ(モロッコ)とラメチャ・ギルマ(エチオピア)には引き離されたものの、銅メダル争いをしていたケニア勢にはラスト1周まで手の届くところでレースを進めていた三浦。
目標である日本人初の入賞は果たしたが、さらに上の目標が目の前にあったことから、強くなりたいという意識はより明確になった。「自分の強みはスピードだったり、ラスト1000mの上がりだったりしますが、同じ展開をする選手は多い。戦い方の引き出しを増やすためにも、ペースのアップダウンが激しいレースに慣れていかないといけない」と改善点も見つかった。
今後は9月2日のDL厦門(中国)に出場し、結果次第では2年連続のDLファイナル(9月16日、17日/米国・ユージン)に挑む。来年にはパリ五輪も控え、2大会連続の入賞、そしてさらに上位への期待も膨らむ。「(あと1年は)一瞬だと思っています。国際大会で結果を残すこともできていますし、収穫を得ながらの海外遠征も多い。自信を持ってパリに挑めるんじゃないかなと思います」と話した。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.11
タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会ファイナル
東南アジア大会がタイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で行われ、男子100mでタイのプリポル・ブーンソンが9秒94(+0.7)をマークした。 予選で出されたこの記録はアジア歴代で日本記録(9秒95:山縣亮太)を上回る3位。 […]
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025