◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)6日目
ブダペスト世界陸上6日目のモーニングセッションが行われ、男子35km競歩に出場した丸尾知司(愛知製鋼)が2時間29分52秒の13位。「後半に上げて入賞を狙う計画でしたが、警告が2枚出てしまい、何もできなかったのが悔しいです」と振り返った。
序盤から先頭集団前方に位置取り、積極的に歩を進めた。だが、21kmを過ぎて入賞争いから遅れをとる。最後は完歩をすることが第一のレースとなり、「ここに来るまでたくさんの支えがあり、結果で恩返しできれば良かったけど、自分の力不足でした。娘も来てくれたので、かっこいいパパでいられたら良かったのですが……」とうつむく。
2021年東京五輪50㎞競歩に出場している丸尾。世界選手権は4位に入賞した2017年ロンドン以来3大会ぶりの出場で、「6年前を思い出しながら歩いていた」と言う。3度目の世界の舞台を味わった31歳。2度目の五輪へ、次の一歩を刻む。
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