HOME 世界陸上、海外

2023.08.20

砲丸投王者・クルーザー圧巻の大会新V 最終投てきでパフォーマンス歴代2位の23m51/世界陸上
砲丸投王者・クルーザー圧巻の大会新V 最終投てきでパフォーマンス歴代2位の23m51/世界陸上

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)1日目

ブダペスト世界選手権1日目のアフタヌーン・セッションが行われ、男子砲丸投は世界記録保持者のライアン・クルーザー(米国)がパフォーマンス歴代2位となる23m51を放って2連覇を達成した。

21年東京五輪、22年オレゴン世界選手権で金メダルを獲得しているクルーザーは、今季さらなる飛躍を目指して、フォームの改造に着手。ターン始動時にステップを加える新たな技術を身につけて、今年5月には自身の持つ世界記録を19cm上回る23m56をマークしていた。

広告の下にコンテンツが続きます

この日もその勢いは衰えず、1投目から22m63をプット。結果的にこの記録を超えられる選手はおらず、あとは自身との戦いとなった。

2投目に22m98と記録を伸ばすも、3投目は22m28、4、5投目はファウルと23m台には届かず。それでも、スタジアムの注目を一身に集めた最終投てきでは、素早いターンから力強く突き出すと、砲丸は23mを悠々とオーバー。前回大会で自身が樹立した22m94の大会記録を大きく更新して、世界選手権では2度目の金メダルを手にした。

「2連覇に向けてプレッシャーもあったし、コンディションもそこまでよくなかった」と試合後に話したクルーザー。投てき選手として円熟期を迎えながらも、あくなき挑戦を続ける超人は前人未踏の24m台に向けて突き進む。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)1日目 ブダペスト世界選手権1日目のアフタヌーン・セッションが行われ、男子砲丸投は世界記録保持者のライアン・クルーザー(米国)がパフォーマンス歴代2位となる23m51を放って2連覇を達成した。 21年東京五輪、22年オレゴン世界選手権で金メダルを獲得しているクルーザーは、今季さらなる飛躍を目指して、フォームの改造に着手。ターン始動時にステップを加える新たな技術を身につけて、今年5月には自身の持つ世界記録を19cm上回る23m56をマークしていた。 この日もその勢いは衰えず、1投目から22m63をプット。結果的にこの記録を超えられる選手はおらず、あとは自身との戦いとなった。 2投目に22m98と記録を伸ばすも、3投目は22m28、4、5投目はファウルと23m台には届かず。それでも、スタジアムの注目を一身に集めた最終投てきでは、素早いターンから力強く突き出すと、砲丸は23mを悠々とオーバー。前回大会で自身が樹立した22m94の大会記録を大きく更新して、世界選手権では2度目の金メダルを手にした。 「2連覇に向けてプレッシャーもあったし、コンディションもそこまでよくなかった」と試合後に話したクルーザー。投てき選手として円熟期を迎えながらも、あくなき挑戦を続ける超人は前人未踏の24m台に向けて突き進む。

【動画】23m51!クルーザーのビッグショットをチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

サニブラウンがU20合宿にサプライズ登場!「みなさんが日本陸上界の未来」期待のジュニア選手たちにエール

有力ジュニア選手が全国から集まるU20オリンピック育成競技者研修合宿が12月4日から7日までの4日間、ナショナルトレーニングセンターで行われた。 選手たちが集合し、開講式が開かれて最初の研修に登場したのが男子短距離のサニ […]

NEWS U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

2025.12.08

U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

ジュニア世代の有力選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が12月4~7日の4日間、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで行われた。 インターハイやU20日本選手権、U18大会などで上位に入った高校生や […]

NEWS 富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

2025.12.08

富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]

NEWS 2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

2025.12.08

2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]

NEWS 女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top