日本陸連は8月8日、ブダペスト世界選手権の日本代表の追加選手を発表した。
世界陸連(WA)より出場資格者の追加を受けての選考で、新たに代表入りしたのは、男子5人、女子9人(※別種目代表1人含む)。男子は200mの飯塚翔太(ミズノ)、400mハードルの岸本鷹幸(富士通)が5度目の代表入りを果たした。いずれもフルエントリーとなる。400mハードルは児玉悠作(ノジマ)、黒川和樹(法大)と3人が法大関係者で埋まった。
男子棒高跳はアジア選手権代表の柄澤智哉(日体大)が初出場。同代表の3000m障害・砂田晟弥(プレス工業)も出場権を得た。これで3000m障害は同学年の三浦龍司(順大)、青木涼真(Honda)と3人のフルエントリーとなる。やり投の小椋健司(エイジェックスポーツ)は前回に続いて代表となった。
女子では100mの君嶋愛梨沙(土木管理総合)、200mの鶴田玲美(南九州ファミリーマート)が代表入り。君嶋は昨年4×100mリレーで出場。鶴田は東京五輪リレーメンバーだが世界選手権は初出場となる。なお、女子100m、200mでの個人での世界大会出場は2016年リオ五輪以来で、世界選手権では15年北京以来で、いずれも福島千里以降は出場できていなかった。なお、日本は今大会のリレーの出場権をは得られていない。
10000mで代表入りしていた廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が5000mでも代表入り。五島莉乃(資生堂)は前回に続いて10000mに出場する。400mハードルはアジア選手権銀・銅メダルの宇都宮絵莉(長谷川体育施設)と山本亜美(立命大)が初出場。三段跳の髙島真織子(九電工)、円盤投の齋藤真希(東海大院)も初めての出場となる。
20km競歩はアジア選手権銅メダルの梅野倖子(順大)が追加代表。藤井菜々子(エディオン)、柳井綾音(立命大)とフルエントリーとなった。
日本代表は前日(7日)に男子43人、女子20人を発表していたが、今回の追加では男子48 、女子28の計76名に上る。これは地元開催の大阪世界選手権(81名)に次ぐ数となり、リレーを除いた個人種目では五輪も合わせて過去最多となる見込み。
なお、今後の追加代表の予定はないとしている。
ブダペスト世界選手権は8月19日から27日まで行われる。
ブダペスト世界陸上 日本代表追加選手一覧
(※記録は自己記録) ●男子 200m 飯塚翔太(ミズノ) 20秒11 5回目(22、19、17、13) 400mH 岸本鷹幸(富士通) 48秒41 5回目(22、15、13、11) 3000m障害 砂田晟弥(プレス工業) 8分26秒36 初 棒高跳 柄澤智哉(日体大) 5m60 初 やり投 小椋健司(エイジェックスポーツ) 81m63 2回目(22) ●女子 100m 君嶋愛梨沙(土木管理総合) 11秒36 2回目(22※リレー) 200m 鶴田玲美(南九州ファミリーマート) 初 5000m 廣中璃梨佳(日本郵政グループ) 14分52秒84 2回目(22) 10000m 五島莉乃(資生堂) 31分10秒02 2回目(22) 400mH 宇都宮絵莉(長谷川体育施設) 56秒50 初 400mH 山本亜美(立命大) 56秒06 初 三段跳 髙島真織子(九電工) 13m82 初 円盤投 齋藤真希(東海大院) 57m43 初 20km競歩 梅野倖子(順大) 1時間33分38秒 初RECOMMENDED おすすめの記事
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