◇第25回アジア選手権(7月12日~16日/タイ・バンコク)2日目
アジア選手権の2日目午後セッションが行われ、女子10000mは日本勢が金、銀メダルを独占。小海遥(第一生命グループ)が32分59秒36で制し、川口桃佳(ユニクロ)が33分18秒72で2位に続いた。
最初の1周目で3人の先頭集団と、後方集団に分かれたが、20歳の小海は積極的に先頭集団につき、昨年のオレゴン世界選手権5000m、10000mともに7位入賞の実績を持つキャロライン・チェプコエチ・キプキルイ(カザフスタン)の後方3番手を走る。24歳の川口は後方集団に控えた。
中盤からは、21年東京五輪、オレゴン世界選手権のマラソンに出場したバヤルツォグト・ムンフザヤ(モンゴル)との一騎打ち。小海が引っ張り、残り3000mを過ぎたあたりからじりじりとリードを奪う。終盤は独走となり、そのままアジア女王の座をつかむフィニッシュに飛び込んだ。
宮城・仙台育英高出身の社会人3年目。高校2年時には全国高校駅伝1区で区間賞に輝いている。今年は1月の全国都道府県対抗女子駅伝1区区間賞を皮切りに、5月のゴールデンゲームズinのべおか10000m、6月の日本選手権5000mと、世界陸上選考レースでいずれも3位に食い込むなど躍進していた。
「この大会に出場することだけを目標にしてきたので、優勝することは考えていなかった。まだ実感が湧かないです」と小海。調整がうまくいかなかったことで不安を抱えていたそうだが、「自分の力を出せればいい」と切り替えて臨んだという。
アジアを制したことで「自信になるかはわからない」としつつ、「もっと上を目指していきたいと感じました」。秋にはアジア大会が控え、さらに駅伝やパリ五輪代表選考が懸かる日本選手権10000mもある。そこに向けて、「自分の持っている力を最大限に発揮できるようになりたい」と力強く語った。
川口も冷静に順位を上げ、小海に続いてフィニッシュ。「タイムよりも順位を目標に、メダル獲得できればいいと思っていました。あきらめずに前を追って走ることができて、2位ですけどメダルを獲得できてすごくうれしいです」とホッとした表情で振り返った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.05.07
仙台国際ハーフ 招待選手の小林香菜、川内優輝が欠場 中山顕、鈴木千晴らも出場見送り
-
2026.05.07
-
2026.05.06
-
2026.05.06
-
2026.05.05
-
2026.04.24
Latest articles 最新の記事
2026.05.07
関西実業団選手権に前回100mVの小池祐貴、多田修平らが登録 女子5000mには新谷仁美が出場予定
関西実業団連盟は5月7日までに、第70回関西実業団選手権(5月23日~25日/たけびしスタジアム京都)のエントリーリストを発表した。 男子100mでは前回大会初優勝を飾った小池祐貴(住友電工)が今年もエントリー。ケガから […]
2026.05.07
東日本実業団選手権のエントリー発表 110mHに高山峻野、横地大雅 女子短距離に井戸アビゲイル風果が登録
東日本実業団連盟は5月7日、第68回東日本実業団選手権(5月15日~17日)のエントリーリストを発表した。 男子110mハードルには元日本記録保持者でパリ五輪代表の高山峻野(ゼンリン)がエントリー。ブダペスト世界選手権代 […]
2026.05.07
仙台国際ハーフ 招待選手の小林香菜、川内優輝が欠場 中山顕、鈴木千晴らも出場見送り
仙台国際ハーフマラソンの実行委員会は5月7日、今週日曜に開催されるレースの欠場者を発表し、招待選手では女子の小林香菜(大塚製薬)と男子の川内優輝が故障のため出場を見送ることになった。 小林は昨年9月の東京世界選手権女子マ […]
2026.05.07
男子短距離・桐生祥秀がHLBスポーツとマネジメント契約 水谷隼さんらも在籍
男子短距離の桐生祥秀(日本生命)が、株式会社HLBスポーツとマネジメント契約を締結したことを発表した。 桐生は1995年生まれ、滋賀県出身の30歳。100mで京都・洛南高時代に当時高校記録となる10秒01をマークすると、 […]
2026.05.06
赤坂の空へ大ジャンプ!セイコーGGPプレイベント「ストリートボウタカin赤坂サカス」開催
5月17日に開催されるセイコーゴールデングランプリへの機運醸成を目指したプレイベント「ストリートボウタカin赤坂サカス」が5月6日、TBS社屋前の赤坂Sakas広場で開催された。 広場には棒高跳のピットが設置され、それを […]
Latest Issue
最新号
2026年5月号 (4月14日発売)
2026シーズン展望
中距離特集ほか