HOME 国内、日本代表

2023.07.09

100m日本王者・坂井隆一郎「世界陸上につなげたい」目指すはアジアの頂点と9秒台/アジア選手権
100m日本王者・坂井隆一郎「世界陸上につなげたい」目指すはアジアの頂点と9秒台/アジア選手権

アジア選手権を前に意気込み語った坂井隆一郎

7月12日からタイ・バンコクで行われるアジア選手権に向けて出国を前に日本代表選手が取材に応えた。

男子100mで今年の日本選手権を制した坂井隆一郎(大阪ガス)は、「タイムと優勝を狙いたい」と力強く意気込みを話す。

昨年のオレゴン世界選手権で準決勝に進んだ坂井。今季はセイコーゴールデングランプリでセカンドベストの10秒08をマークするなど安定感を増していた。

広告の下にコンテンツが続きます

ところが、日本選手権を前にアキレス腱を痛め、万全ではない状態で臨むことに。記録を出すことはできなかったが、地元・大阪で日本選手権初優勝を飾り、「たくさん連絡が来ました」と笑顔を見せる。

その後は治療に専念しつつ、ウエイトトレーニングや補強でもう一度身体作りをしてきたという坂井。「2週間くらい前に走り始めた」状態だが、「身体は仕上げてこられました」と話す。

まだブダペスト世界選手権の参加標準記録(10秒00)を突破していないが、ワールドランキングでも出場権獲得圏内にいる。

「中盤から後半は良くなってきましたが、(得意の)スタートはまだまだ。もっと爆発的なスタートをして、後半につなげていくのが課題です。世界選手権に出場できるつもりで、アジア選手権では優勝を目指して世界選手権につながる走りをしたいです」

もちろん、目指すのは10秒00の突破、そして日本人5人目の9秒台だ。23年日本最速の称号を背に、日本勢では前回ドーハ大会の桐生祥秀(日本生命)に続くアジア選手権100mのタイトルを狙う。

7月12日からタイ・バンコクで行われるアジア選手権に向けて出国を前に日本代表選手が取材に応えた。 男子100mで今年の日本選手権を制した坂井隆一郎(大阪ガス)は、「タイムと優勝を狙いたい」と力強く意気込みを話す。 昨年のオレゴン世界選手権で準決勝に進んだ坂井。今季はセイコーゴールデングランプリでセカンドベストの10秒08をマークするなど安定感を増していた。 ところが、日本選手権を前にアキレス腱を痛め、万全ではない状態で臨むことに。記録を出すことはできなかったが、地元・大阪で日本選手権初優勝を飾り、「たくさん連絡が来ました」と笑顔を見せる。 その後は治療に専念しつつ、ウエイトトレーニングや補強でもう一度身体作りをしてきたという坂井。「2週間くらい前に走り始めた」状態だが、「身体は仕上げてこられました」と話す。 まだブダペスト世界選手権の参加標準記録(10秒00)を突破していないが、ワールドランキングでも出場権獲得圏内にいる。 「中盤から後半は良くなってきましたが、(得意の)スタートはまだまだ。もっと爆発的なスタートをして、後半につなげていくのが課題です。世界選手権に出場できるつもりで、アジア選手権では優勝を目指して世界選手権につながる走りをしたいです」 もちろん、目指すのは10秒00の突破、そして日本人5人目の9秒台だ。23年日本最速の称号を背に、日本勢では前回ドーハ大会の桐生祥秀(日本生命)に続くアジア選手権100mのタイトルを狙う。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.28

中国陸連にWA加盟連盟賞 世界室内、ダイヤモンドリーグなど開催 競技会、ロードレースには600万人が参加

世界陸連(WA)は11月28日、ワールド・アスレティックス・アワード2025の加盟連盟賞に中国陸連を選出したと発表した。 加盟連盟賞は、年間を通して顕著な功績を挙げ、陸上競技の発展や知名度向上に大きく貢献した加盟連盟を表 […]

NEWS 青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

2025.11.28

青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表

「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は、11月20日時点の出場予定校を発表した。 箱根駅伝で総合3連覇を狙う青学大や、前回大会で2連覇を飾った國學院大、全日本大学駅伝2位の中大、出雲駅伝で2位の早大など関 […]

NEWS デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

2025.11.28

デフリンピック陸上は金5つ含む11個のメダル獲得 円盤投・湯上剛輝、400m山田真樹ら躍動

4年に一度、聴覚障者のための世界規模の総合スポーツ競技大会「デフリンピック」が11月26日に閉幕した。創設100周年の節目で初の日本開催だった今回、日本代表は過去最多となる51個のメダルを獲得した。各会場も盛り上がりを見 […]

NEWS 22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

2025.11.28

22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告

世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]

NEWS プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

2025.11.27

プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催

11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top