7月12日からタイ・バンコクで行われるアジア選手権に向けて出国を前に日本代表選手が取材に応えた。
男子100mで今年の日本選手権を制した坂井隆一郎(大阪ガス)は、「タイムと優勝を狙いたい」と力強く意気込みを話す。
昨年のオレゴン世界選手権で準決勝に進んだ坂井。今季はセイコーゴールデングランプリでセカンドベストの10秒08をマークするなど安定感を増していた。
ところが、日本選手権を前にアキレス腱を痛め、万全ではない状態で臨むことに。記録を出すことはできなかったが、地元・大阪で日本選手権初優勝を飾り、「たくさん連絡が来ました」と笑顔を見せる。
その後は治療に専念しつつ、ウエイトトレーニングや補強でもう一度身体作りをしてきたという坂井。「2週間くらい前に走り始めた」状態だが、「身体は仕上げてこられました」と話す。
まだブダペスト世界選手権の参加標準記録(10秒00)を突破していないが、ワールドランキングでも出場権獲得圏内にいる。
「中盤から後半は良くなってきましたが、(得意の)スタートはまだまだ。もっと爆発的なスタートをして、後半につなげていくのが課題です。世界選手権に出場できるつもりで、アジア選手権では優勝を目指して世界選手権につながる走りをしたいです」
もちろん、目指すのは10秒00の突破、そして日本人5人目の9秒台だ。23年日本最速の称号を背に、日本勢では前回ドーハ大会の桐生祥秀(日本生命)に続くアジア選手権100mのタイトルを狙う。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.11
タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会フィアナル
東南アジア大会がタイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で行われ、男子100mでタイのプリポル・ブーンソンが9秒94(+0.7)をマークした。 予選で出されたこの記録はアジア歴代で日本記録(9秒95:山縣亮太)を上回る3位。 […]
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025