HOME 高校

2023.06.18

走幅跳・恒石望乃が追い風参考ながら6m27のビッグジャンプ「目標は高校新」/IH四国
走幅跳・恒石望乃が追い風参考ながら6m27のビッグジャンプ「目標は高校新」/IH四国

四国大会女子走幅跳を制した恒石望乃

インターハイ四国地区大会1日目の優勝者をチェック

●男子
400m 川上大智(観音寺総合2香川) 48秒75
1500m 三宅 駿(四学香川西3香川) 3分52秒54
110mH 栁瀬宏志郎(高松3香川) 14秒66(+0.9)
5000m競歩 黒川寛太(小豆島中央3香川) 22分50秒87
4×100mR 鳴門渦潮(徳島) 41秒37
棒高跳 矢野真一(観音寺総合3香川) 5m00
走幅跳 大西晄正(四学香川西2香川) 7m35(+3.4)
ハンマー投 久門奨弥(今治明徳3愛媛) 56m58

●女子
400m 長町碧泉(鳴門2徳島) 55秒98
1500m 穂岐山芽衣(山田2) 4分31秒97
5000m競歩 岡田佳乃(川之石2愛媛) 25分08秒63
4×100mR 済美(愛媛) 47秒55
走幅跳 恒石望乃(高知3高知) 6m27(+2.4)
円盤投 八木美都(四学香川西2香川) 37m09
ハンマー投 須惠樹杏良(四学香川西3香川) 45m33

◇インターハイ四国地区大会(6月17日~19日/香川・Pikaraスタジアム)1日目 夏の北海道インターハイを懸けた四国地区大会の1日目が行われ、女子走幅跳は2回目に6m27(+2.4)を跳んだ恒石望乃(高知3)が優勝した。公認でも4回目に屋外の自己記録を1cm上回る6m06(+0.4)をマークしている。 2月の日本室内U18を6m10の大会記録で制した恒石。「風がない室内で6m10を跳べたのは自分の中で自信になりました」と飛躍のきっかけとなった。高知県大会でも県高校新記録の6m05(+0.1)で優勝。勢いを増して香川に乗り込んできた。 前日には東海地区大会で小針陽葉(富士市立2静岡)が6m18(+1.0)を跳んでいたことも把握しており、「四国地区大会でその記録を超えたいという気持ちがありました」。 1本目から「出るとは思わなくて、自分でもビックリ」と、追い風参考ながら自己記録を上回る6m18(+2.3)。「まだまだ行ける」と臨んだ2回目でさらに記録を伸ばした。 「攻めつつ記録を狙っていこう」と3回目以降も貪欲に記録に挑んだが、ファウルが続き記録を伸ばせず。それでも4本目に公認の自己ベストも更新し、「試合の流れとしては良かったと思います。参考記録ではありますが、自分の目標である6m10以上の記録を出せてうれしいです」と満足気に振り返った。 昨年はインターハイに出場するも予選敗退。「まずは予選通過記録を一発で跳んで、決勝では高校新記録(6m44)を跳んで優勝することが目標です」と意気込む。2度目のインターハイでは大きく成長した姿を見せそうだ。 恒石は18日に100m、19日に三段跳にも出場する予定。「100mは高知県大会の11秒83(+2.1)が参考記録になってしまったので、公認で11秒台を出したいです。三段跳では一緒に練習している小松迦帆さん(高知農3)と良い感じに調整できています」と、残りの2種目に向けて意気込みを語った。 縁あって昨年12月から放課後に40分かけて高知農で小松の父で、三段跳で16m88(日本歴代5位)を持つ小松隆志先生の指導を受けているという。三段跳も12m20の好記録を持っており、練習パートナーとハイレベルな戦いを繰り広げそうだ。 全国インターハイは8月2日から6日に北海道・厚別公園競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。 文・写真/馬場遼

インターハイ四国地区大会1日目の優勝者をチェック

●男子 400m 川上大智(観音寺総合2香川) 48秒75 1500m 三宅 駿(四学香川西3香川) 3分52秒54 110mH 栁瀬宏志郎(高松3香川) 14秒66(+0.9) 5000m競歩 黒川寛太(小豆島中央3香川) 22分50秒87 4×100mR 鳴門渦潮(徳島) 41秒37 棒高跳 矢野真一(観音寺総合3香川) 5m00 走幅跳 大西晄正(四学香川西2香川) 7m35(+3.4) ハンマー投 久門奨弥(今治明徳3愛媛) 56m58 ●女子 400m 長町碧泉(鳴門2徳島) 55秒98 1500m 穂岐山芽衣(山田2) 4分31秒97 5000m競歩 岡田佳乃(川之石2愛媛) 25分08秒63 4×100mR 済美(愛媛) 47秒55 走幅跳 恒石望乃(高知3高知) 6m27(+2.4) 円盤投 八木美都(四学香川西2香川) 37m09 ハンマー投 須惠樹杏良(四学香川西3香川) 45m33

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

テクノロジーとパフォーマンスの向上 典型的な例が2008年北京オリンピック水泳競技で25個の世界記録更新のうち23個が同じ水着(レーザーレーサー)を着用した選手によって樹立されたことは大きく注目された。 2009年の世界 […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

名門校に入学するも「陸上未経験者は僕だけ」 ――中学までサッカー少年だったとうかがっています。 山田 小学校3年生からサッカーを始め、ポジションは主にFW。小さい頃から走ることが大好きで、中学校では陸上部に入りたかったの […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top