◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)3日目
関東インカレ3日目に行われた女子三段跳は大塚葉月(青学大)が12m73(+1.6)で初優勝を飾った。
大塚は1回目から12m70(+1.2)を跳ぶと、優勝を決めた6回目に記録を3cm伸ばした。日本学生個人選手権(3位)の自己記録12m84には届かず、「コンディション(雨)も良くなかったですが、もう少し跳べたかな」と喜びつつも悔しさも見せる。
この日は「冬季でやってきた助走の出だしや、脚を回してしまって押せないという課題を修正できてきました」と言い、4回で12m50オーバー。石川・星稜高2年の全国陸上大会(優勝)で出していた昨年までのベスト(12m51)付近をそろえて「アベレージくらいにできた」と自身の成長を実感した。
青学大では、昨年から筑波大出身の犬井亮介コーチが指導にあたる。京都・洛南高時代に桐生祥秀(日本生命)、山川夏輝(佐賀県スポ協)と同期で三段跳で活躍してきた。まだまだ身体も動き、「犬井先生のお手本がすごく参考になります」と大塚は言う。
さらに、後輩にはインターハイ女王の佐々木千翔や田中美憂といった強力ルーキーも入り、「負けられない」と刺激を受けている。
「今年は日本選手権で入賞、日本インカレで3位以内を目指します。トップの先輩たちが強いので刺激をもらいながら記録を伸ばしていきたいです」と力強く語った。
鴨下若菜(日体大)が12m62(+2.5)で2位。3位に入った3年前の優勝者・鞍田沙耶佳(駿河台大)と同記録ながら、セカンド記録で上回った。
鴨下のセカンド記録は高校時代に出した12m47のベストを4年ぶりに1cm更新。「プレッシャーもあって、ここまで長かったですし、去年は記録も出なくて本当に嫌になりましたが、大学でやってきた助走からの流れや着地動作を出せました」と、長いトンネルを抜けて笑顔を見せた。
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