◇日本選手権・室内競技(2月4、5日/大阪城ホール)
第106回日本選手権・室内競技の2日目が2月5日に行われ、男子三段跳は昨年の日本選手権覇者で、17m00の学生記録を持つ伊藤陸(近大高専)が連覇を達成。1回目に跳んだ16m09が優勝記録となった。
「16m中盤あたりを跳びたかったですが、1戦目はうまくいかないですね」と伊藤。昨年はケガが続き、陸上を始めてから始めて走幅跳とともに自己ベストを更新できなかった。だが、この冬は「順調に練習を積めています」。技術的にも「ホップ、ステップまでは去年より良かった」と振り返った。
卒業後はスズキに所属するが、練習拠点は変わらない。今年はブダペスト世界選手権への出場を目指すため、走幅跳よりも三段跳にやや比重を置く予定。試合後、すぐに成田へ飛び、明日にはアジア室内選手権出場のために離日してカザフスタンへ向かう。「気負いはなく楽しみです」と笑顔で大阪を後にした。
◇走幅跳は小田がV
男子走幅跳は小田大樹(ヤマダホールディングス)が2回目に7m66を跳んで優勝した。この日は「スピードが上げ切れなかった」と振り返る小田。昨年は3年ぶりに8mオーバーとなる8m04を地元・山口での田島記念でマークするなど、「秋は感覚が良かった」と言う。
今季は「世界選手権やアジア大会が目標。ブダペスト世界選手権の参加標準記録(8m25)を目指していきたい」と意気込みを語った。
次ページ 日本選手権・室内2日目の優勝者
日本選手権・室内2日目の優勝者
・男子 60m 竹田一平(スズキ) 6秒70 走高跳 赤松諒一(アワーズ) 2m27=大会新 棒高跳 竹川倖生(丸元産業) 5m20 走幅跳 小田大樹(ヤマダホールディングス) 7m66 三段跳 伊藤 陸(近大高専) 16m09 ・女子 60m 三浦由奈(筑波大) 7秒50 走高跳 髙橋 渚(メイスンワーク) 1m80 走幅跳 熱田 心(岡山陸協) 6m08RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.17
競歩の山西利和に京都市スポーツ最高栄誉賞 自身4度目、2月に世界記録樹立 丸尾には特別賞
2025.12.16
中央学大がTKK株式会社とスポンサー契約 同大卒業生が代表取締役
-
2025.12.16
-
2025.12.16
-
2025.12.16
-
2025.12.16
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
-
2025.12.14
-
2025.12.14
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.17
競歩の山西利和に京都市スポーツ最高栄誉賞 自身4度目、2月に世界記録樹立 丸尾には特別賞
愛知製鋼は、同社所属の競歩・山西利和が京都市スポーツ最高栄誉賞を受賞したと発表した。 同賞は国際大会などにおいて顕著な活躍、またはそれに準ずるせいかを挙げた者に贈られるもの。山西は今年2月の日本選手権20km競歩で1時間 […]
2025.12.16
中央学大がTKK株式会社とスポンサー契約 同大卒業生が代表取締役
中央学大駅伝部が「TKK株式会社」とスポンサー契約を結んだことを発表した。 同社は千葉県八千代市に本社を構え、主にプレキャストコンクリート鋼製型枠を取り扱うメーカー。中央学大卒業の安保誠司氏が代表取締役を務めており、「未 […]
2025.12.16
今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」
全国高校駅伝で日本一に輝き、箱根駅伝は花の2区で快走。日本選手権10000mでも上位に食い込んだのが、村澤明伸(SGホールディングス、34歳)だ。紆余曲折を経て、今年度限りでの「引退」を表明したが、どんな競技生活を過ごし […]
2025.12.16
赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」
12月15日で第一生命グループを退社し、夫の赤﨑暁も所属するクラフティア(前・九電工)へ移籍加入した赤﨑優花(旧姓・鈴木)が自身のSNSを更新し、改めて思いを綴った。 昨年のパリ五輪女子マラソン6位入賞の赤﨑。「決して悲 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳